ピエール・ガスリーは、間違いなくF1アゼルバイジャンGPの予選のスターの一人だった。FP3でトップタイムをマークしたガスリーは4番グリッドを獲得。ビッグポイントに変える“強力な立場”にいると語る。フリー走行3回目にレッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスを0.344秒上回ったタイムシートのトップに立ったピエール・ガスリーは、予選でもそのペースを発揮。Q3の一回目のアタックで4番手タイムを記録するメガラップを披露。3番手のマックス・フェルスタッペンにも0.002秒差だった。
「僕たちにとって素晴らしい一日だったと言わざるを得ない。FP3で1位になり、セッションを首位に立った後、予選に入り、フェラーリ、メルセデス、レッドブルとポールポジションを争うなんて、僕たちにとってあまり起こったことのないことだ」とピエール・ガスリーはコメント。「パフォーマンスにはとても満足しているし、1列目からわずか0.1秒差の4番手だ。マックスに悪気はないけど、トップ3に入れたら素晴らしかっただろう。でも、仕方ないことだ」「最終的にそれでもとても強力なラップだったし、明日にむけて強力なポジションに立つことができたと思う」前戦F1モナコGPでルイス・ハミルトンを破って6位入賞を果たしたピエール・ガスリーは、バクーでのアルファタウリAT02のペースに“非常に興奮”して予選に入ったと明かす。「感触はいい。コースに出て、自分のことをするだけでいいし、僕たちにはとても競争力があるので、予選に臨むことにとても興奮していた。トップの座を争うパフォーマンスを持っているとわかっているときは、気持ちが素晴らしい気分になるものだ」「僕たちはフェラーリ、レッドブル、メルセデスよりも前でフィニッシュしたし、チームとしての良い仕事をしていることを示していると思う。全員が本当に満足できると思う」チームメイトの角田裕毅は、Q3に初進出したが、最終アタックの目前にクラッシュ。この赤旗でセッションが終わったことにより、ピエール・ガスリーは4位をキープできたところもある。そして、ピエール・ガスリーは、厳しいレースが続いていた角田裕毅がバクーで行った仕事を称えた。「彼は非常によくやったと思う。特にセッションごとにペースを上げていた。彼はとても力強い走りをしていたと思う」とピエール・ガスリーは語った。「このトラックはとても難しいし、多くの人がミスをしたり、クラッシュしたり、ウオールに触れたり、真っ直ぐ突っ切ったりするのを目にした。プラクティスでは僕でさえもね」「とにかく限界をプッシュするものだ。非常に高速で、ダウンフォースが低いため、ミスを犯しやすい。結局のところ、彼は自分のやったことに満足すべきだと思うし、初めてのQ3はいつだっていいものだ」