アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーが、2021年のF1世界選手権の第2戦としてイモラ・サーキットで開催されるF1エミリア・ロマーニャGPへの意気込みを語った。開幕戦F1バーレーンGPで、ピエール・ガスリーはミディアムタイヤでQ2を突破し、5番グリッドを獲得するというパフォーマンスを見せたが、決勝では序盤のダニエル・リカルド(マクラーレン)との接触でマシンを破損し、最終的にリタイアという残念な結果に終わった。
それでも、バーレーンでのアルファタウリ・ホンダF1は、残りのシーズンに向けて励みになるものだったとピエール・ガスリーは語る。「ダニエル(リカルド)との接触を除けば、バーレーンでのレースウイークは順調で、多くのポジティブな点が得られました」とピエール・ガスリーはコメント。「フリー走行ではすべて上位に入り、予選でもトップ5入りと、過去最高に近い成績を残せた。パフォーマンスやスピードの面では、今週末のイモラをはじめ、この先のシーズンに向けてとても勇気づけられるものだった。バーレーンで見えたのは、僕らに大量ポイント獲得を可能にするパッケージがあるようだということで、今後のレースでも同様に戦えるはずだ」「チームの自信を表す一例として、サヒールのQ2ではミディアムタイヤで挑み、僕ら以外は、メルセデス2台とマックス・フェルスタッペンだけが成功した。リスクはったけど、僕らのマシンやパフォーマンスレベルに対する信頼の証だ。ほかのサーキットでもこれを再現できればと思う」「コロナ禍の関連によりまださまざまな制限があり、慎重に行動しなければならないので、前戦が終わってからあまり多くのことはできていない。何日かシミュレーターに乗り、イースター休みには、規則に従った上で家族と過ごす時間を少し取れた」「そして、今週は大好きなサーキットのイモラへと向かう。テクニカルで、リズムに乗れる高速コーナーも多く、切り返しが忙しないコースだ。昨年は、ここでチームとの予選ベストリザルトを記録し、2列目のグリッドにつけた。残念ながらレースでは問題が起き、5番手走行中に終えてしまったけど、それまではいいレースウイークだったので、戻るのがとても楽しみだし、昨年の埋め合わせをしたい」「現段階でペースがあるのは分かっているものの、まだ改善できる部分もあるので、開幕戦以降、チームはハードワークを続けてくれている。シーズン序盤の時点ですから、マシンの理解が進んで最適化できれば、前進できる可能性がどのチームにもあるので、僕らも懸命に取り組んで前進し続けなければならない。率直に言ってレースが待ちきれないし、この3週間のブレイクがとても長く感じた。ここからは次々とレースが続くので、どんな結果が残せるか早く見てみたい」