ピエール・ガスリーが、2021年にルノーF1への移籍を目指していると報じられている。F1アイフェルGP後、Sky Sports F1 のコメンテーターを務めるポール・ディ・レスタは、昨年、トロロッソ(現アルファタウリ)に降格したピエール・ガスリーがレッドブルに戻れないのは“レッドブルの数名から嫌われている”からだと示唆した。
ピエール・ガスリーは、F1イタリアGPでアルファタウリ・ホンダF1に勝利をもたらす目覚ましい活躍をみせている一方で、アレクサンダー・アルボンはマックス・フェルスタッペンのペースに匹敵することに苦労しており、レッドブルは再びドライバーを交代すべきだという論調が多くみられている。ポール・ディ・レスタの発言に続き、スイスの Blick が気になる報道をしている。「移籍の混乱はますます大きくなる」と題した記事のなかで同紙はピエール・ガスリーが「カムバックするスターのフェルナンド・アロンソの隣のシートについてルノーと交渉することになっている」と報道。現在、そのシートに座っているのは同じフランス人のエステバン・オコンだ。ピエール・ガスリーとエステバン・オコンは、かつてはカートのライバルであり親友だったが、彼らのキャリアがF1に向けて発展し始めると関係は悪化し、以前ほど仲は良くないと言われている。そして、エステバン・オコンにとって、同じ年齢の同郷のライバルによって1年後に追い出されることは耐え難いことだろう。だが、今シーズン、ニコ・ヒュルケンベルグの後任としてルノーに加入したエステバン・オコンは、チームメイトのダニエル・リカルドの影に完全に隠れてしまっている。先週末のF1アイフェルGPでリカルドはチームに2011年以来となる表彰台をもたらしたことでさらにその印象は強くなった。公平を期すために、エステバン・オコンはダニエル・リカルドよりも多くの信頼性トラブルに見舞われているが、予選では1勝10敗と完全に下回っている。ルノーの観点で言えば、この噂が事実であれば、アルピーヌにブランドを変更する2021年にチームの2人のレースウィナーを抱えることになる。2021年までルノーF1と契約しているエステバン・オコンは、ジョージ・ラッセルとは異なるもはやメルセデスのジュニアチームのメンバーから外れている。
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