アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2020年のF1世界選手権 第1戦 オーストリアGPのレース序盤にブレーキの懸念にいってあと1周でレースをリタイアするところだったと語る。12番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、序盤はそのままの順位でのレースを強いられたが、9台がリタイアする波乱のレースを生き残り7位入賞。F1で13年間活動したトロロッソからアルファタウリに名前を変えた初戦でポイント獲得を果たした。
しかし、ピエール・ガスリーは、レースの初期段階でブレーキ問題によってリタイアする寸前だったと語る。「クルマをリタイアさせる寸前だった」とピエール・ガスリーは語る。「実際、チームは10周目にクルマをピットに入れるよう伝えてきた。ブレーキペダルは完全にフラットになっていて、温度が限界値を超えていた」「もう1周走らせてほしいと要求したら、彼らは『OK、やってみろ』と言ったので、ステイアウトしたら状況は改善した。そして、最終的に僕たちは7位でフィニッシュした」「ピットインのために1周して、次のラップをステイアウトして、ポイントを獲得した」アルファタウリ・ホンダF1は、週末のほとんどでマクラーレン、レーシング・ポイント、ルノー、そして、苦戦するフェラーリの後ろ、ハース、アルファロメオ、ウィリアムズの前というミッドフィールドの真ん中にいた。「ルノー、マクラーレン、レーシング・ポイントに挑戦することになるのはわかっていました」とピエール・ガスリーは語る。「最終的に、最後までトラブルを避け、良い戦いをしてポイントを獲得することができた」「もし誰かに『日曜日は7位になれるよ』と言われたら手放しで喜んでいたし、レースウイークは厳しいスタートだったことを考えると、今日の結果はとてもうれしい」アルファタウリ・ホンダF1は、ダニール・クビアトのリタイアの原因について引き続き調査を進めている。ダニール・クビアトは、レースの残り2周のターン1で左リアサスペンションが故障してリタイアを喫した。ピレリはすでにクビアトのリタイアはタイヤの故障が原因ではないことを確認している。ダニール・クビアトは、63周目にエステバン・オコン(ルノーF1)とのバトルでトラックから押し出され、縁石の上を走行していた。
全文を読む