レッドブルは今週末のF1フランスGPでホンダからエンジンアップグレードを受け取るが、ピエール・ガスリーは“大きなゲイン”は期待していないと語る。ホンダは、F1フランスGPでレッドブルのピエール・ガスリー、マックス・フェルスタッペン、そして、トロロッソのダニール・クビアトに“スペック3”F1エンジンを投入。アレクサンダー・アルボンについてはトロロッソは2台揃ってのペナルティを望まず見送りとなった。
ホンダは第4戦アゼルバイジャンGPで“スペック2”エンジンを投入したが、それは信頼性の理由だった。今回の“スペック3”はパフォーマンスに焦点が当てられているが、ピエール・ガスリーはあまり興奮していないと語る。「今回はもう少しパフォーマンスに焦点が置かれているけど、僕たちはそこから大きなゲインは期待していない。全体的なパフォーマンスはわずかに増加するだろうけど、大きな変化ではない。僕たちの前のチームに大きく追いつくものではない」とピエール・ガスリーはコメント。「週末に何ができるか見てみよう。レースではもう少し多くのものを与えてくれるはずだけど、予選では大きな変化はないだろう」F1カナダGPでは、ピエール・ガスリーは、ルノーの2台の後方の8位でフィニッシュした。しかし、今週末のポール・リカールはレッドブルのパッケージにより適しているため、もっとうまくやれるはずだと語る。「カナダよりも僕たちのパッケージにもう少し適していると思う。それでも多くのロングストレートがあるし、進歩はしているけど、残念ながら、僕たちにとってはまだ少しトリッキーだ」とピエール・ガスリーはコメント。「でも、クルマに新しいものが少し入るし、カナダよりも競争力はあるはずだと思う」