トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1ロシアGP初日のフリー走行で8番手タイムをマーク。ホンダが導入した新しい“スペック3”F1エンジンに手応えを感じることができたと語った。ホンダは、F1ロシアGPにパフォーマンスと信頼性の両面の向上のために改善を施したパワーユニットを投入。両ドライバーには規定数を超えるパワーユニットの使用によりペナルティーは科せられるが、次戦鈴鹿での日本GP、そしてシリーズ後半戦を見据えた新パワーユニット投入となる。
午前11時から開始されたプラクティス1で、ピエール・ガスリーはウルトラソフトタイヤでコースインしてセッティングを進める。このセッション、ガスリーは1分36秒944で12番手で終えている。午後3時からのプラクティス2では、ピエール・ガスリーはセッション開始からハイパーソフトタイヤでアタックシミュレーションを実施。最初のセットで、ガスリーが1分35秒665とプラクティス1のベストタイムを大幅に更新する。次のセットでも1分35秒137とタイムアップ。その後、ガスリーはウルトラソフトタイヤで順調にプログラムを消化し、8番手でプラクティス2を終えた「今日は前向きな結果で終えられた一日だった」とピエール・ガスリーはコメント。「特にシンガポールではタフなレースウイークを過ごし、チームとしてペースを取り戻す“答え”を見つける必要があったのでなおさらだ。その答えを見つけることができ、今日テストを行った新しくアップグレードしたエンジンに対しても手応えを感じることができた」「残り少ないシーズンに向けて、期待が高まったのではないだろうか。準備してくれたホンダには、本当に感謝している」「パワーユニット交換によるペナルティーで日曜日の決勝は後方グリッドからスタートになってしまうので、今週末は予選よりも決勝を重視して進めていきたいと思っている」関連:・F1ロシアGP フリー走行2回目 | ルイス・ハミルトンがトップタイム・F1ロシアGP フリー走行1回目 | セバスチャン・ベッテルがトップタイム