トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1の下位カテゴリーであるGP2時代と比較してタイヤマネジメントのスキルを“大幅に改善させた”と自らを分析する。今シーズンのピエール・ガスリーの3つの傑出したリザルトのうち、モナコGPでの7位とハンガリーGPでの6位は最も柔らかいタイヤで第1スティントで長く競争力を発揮できたことで生み出された。
モナコでは予選10番手から他の誰よりも多い37周のスティントをハイパーソフトで成功させて7番手に不所湯。ハンガリーではウルトラソフトでの32周でミッドフィールドのライブルを引き離し、最終的に3強以外では唯一周回遅れにされずに6位フィニッシュを成し遂げている。それらのパフォーマンスは、GP2での2年半におけるピエール・ガスリーの走りとは大きくことなっている。デグラーデーションの高いGP2のタイヤに苦戦したガスリーは、ポールポジションを勝利に変えることができたレースは8戦中2レースしかなかった。「他のドライバーほど苦しんでいなかった」とピエール・ガスリーは、ハンガリーGPの第1スティントを振り返る。「タイヤマネジメントという点ではGP2の最初のシーズンと比較して大幅に改善したと思う。GP2での僕はタイヤにあまりにアグレッシブだった」「たくさんのことを学んだし、今はそれが成果を挙げている。だから、それについては本当に満足している」ハンガリーっでも最も柔らかいタイヤで最長のスティントを記録。だが、ピエール・ガスリーは計画していたよりも“わずかに長く”走ったが、さらにスティントを延ばすことはできたと主張する。「戦略に沿って走っていたし、実際にタイヤのドロップオフは考えていたよりも悪くなかった」とピエール・ガスリーはコメント。「たぶんあと5周は走れたはずだと思っているけど、レースタイムという点ではあのラップでピットに入って、新しいタイヤに交換した方が良かった」ピエール・ガスリーは、トロロッソ・ホンダ STR13はこれまで一貫性のあるパッケージだとは言えないが、バランスが取れているときのマシンは柔らかいタイヤで圧倒的なパフォーマンスを発揮すると強調。また、ハンガリーでのクルマの扱い方は、ベストリザルトを記録した第2戦バーレーンGPを思い起こさせるものだったと語る。「ソフトコンパウンドで僕たちはかなり速いと思う。モナコは本当に長い間、タイヤを生かし続けることができたレースのひとつだった」とピエール・ガスリーは語る。「優れたバランスだけでなく、あまり突然崩れることがないよな優れた安定性も必要だ。ハンガリーでのバランスは正直、バーレーンを少し思い起こさせるものだった」「クルマに本当に満足していたし、快適だった。リアを失ったり、リアやフロントとあまりに多く格闘することなくアタックできた」「ハンガリーでもスイートスポットを見つけることができたと思う。そのウインドウに入るのは僕たちにとってかなり難しいことだけど、僕たちはそれをなんとか成し遂げることができた」「バランスがいいときは、タイヤをかなり長持ちさせることができることはわかっている」
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