トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1モナコGPでSTR13がハイパーソフトであれほど長く走れたのは“信じられないくらい”だったと語る。ピエール・ガスリーは、F1モナコGP決勝の第1スティントでハイパーソフトで全ドライバーで最多となる37周を走行。しかもそれは予選ですでに使用した6周オールドのタイヤだった。
「第1スティントでハイパーソフトであれだけ多くのラップを走ったのはかなり驚異的なことだった」とピエール・ガスリーはコメント。「プラクティスではデグラデーションが物凄かったので、レース前はタイヤにまったく自信がなかった。だから、序盤はタイヤを本当に労わろうとしていた」「全員がピットに入ったときにプッシュし始めたけど、僕たちはスーパーソフトやウルトラソフトに交換したドライバーよりも速かった」「僕たちは本当に速かったし、自分たちの持っているペースでポジションを上げることができた。3つポジションを上げた。アロンソを除けば2つかな。モナコではそれをするのが本当に大変なことはわかっている。それについては本当に嬉しく思っている。特に僕にとってF1での初めてのモナコでのレースだったからね」第2スティントでピエール・ガスリーはスーパーソフトを選択が、レース終了間際のバーチャルセーフティカー導入後は、後ろのニコ・ヒュルケンベルグの脅威を心配していたと認める。「バーチャルセーフティカーの後、スーパーソフトのウォームアップにちょっと時間がかかって温度が下がっていたので少し心配していた。彼はハイパーソフトだったからね」とピエール・ガスリーはコメント。「でも、僕たちはモナコにいるわけだし、トラックのちょっと真ん中を走れば彼には何もできないことはわかっていたので、とにかくミスをしないよう集中していた。それで問題なかった」ピエール・ガスリーは、GP2でレースをしていた当初はピレリのタイヤを長持ちさせるが得意ではなかったと認める。「GP2の2年目にまでにピレリタイヤについて多くのことを学ばなければならなかったし、運転の仕方やレースでのアプローチを少し変更した」とピエール・ガスリーはコメント。「今日のような日はそれが成果を挙げたと思う。タイヤにできる限りスムーズに走る必要がある。ブレーキもロックさせないように本当に慎重にならなければならない」「コーナーの真ん中ではフロントタイヤを削らないようにステアリングをできるだけスムーズに扱って、スロットルも優しく開けなければならない。それをしながらも、同時に速くなければならない。簡単ではないよ」