ピエール・ガスリーは、F1バーレーンGPで4位でチェカーを受けた後、無線でフェルナンド・アロンソの真似をしたのはホンダに相応しい称賛を与えるためであり、決してアロンソを揶揄したわけではないと説明した。新生トロロッソ・ホンダの2戦目でホンダが2015年にF1復帰して以来のベストリザルトを記録したピエール・ガスリーは、無線でチームの“信じられない”仕事への感謝を伝えた後、『僕たちは戦える』と宣言した。
このセリフは、ホンダとの不遇の3年間を終えたルノーのエンジンを獲得したマクラーレンのフェルナンド・アロンソが開幕戦で5位入賞を果たした後に無線で発したのとまったく同じセリフだった。「ちょっとしたジョークだよ。それだけさ」とピエール・ガスリーはコメント。「僕たちはホンダに相応しい称賛を取り戻す必要があると考えたんだ」「彼らはマクラーレンと本当に厳しい3年間を過ごしてきたし、彼らとの2戦目で4位フィニッシュできたことはとにかく素晴らしいことだった」「彼らに称賛をお返しするためだった。彼らは本当に一生懸命に仕事をしてからね。彼らがやっているハードワークには少雨さんが必要だ」ピエール・ガスリーは、ソーシャルメディアを通じて・フェルナンド・アロンソのファンから“クレイジーなほど厳しいメッセージ”を受け取ったと明かし、あの無線は決してアロンソを嘲笑するつもりで発したわけではないと強調した。「フェルナンドには大きな敬意を持っている」とピエール・ガスリーはコメント。「フェルナンドはF1でずっとベストドライバーのひとりだし、僕のアイドルの一人だ」「彼個人には何も関係のないことだったし、ホンダのためのコメントだった。彼らは称賛に相応しいと思ったんだ」ホンダは、MGU-Hにトラブルが発生した厳しい開幕戦に対処し、バーレーンにむけて信頼性を改善するための改良を施した。さらに今後数週間でエンジンのパフォーマンスの向上を計画している。F1中国GPが開催される上海インターナショナル・サーキットは、F1カレンダーで最長のひとつである非常に長いストレートを特徴とする。そのため、ホンダのF1パワーユニットを昨年トップスピードを抑える要因となったエネルギー回生システムの弱点がより露呈することになるかもしれない。ピエール・ガスリーは、バーレーンで中団バトルのトップを奪ったトロロッソのマシンは“素晴らしい”と語るが、今週末のレースは“簡単にはいかないだろう”と認める。「トラックレイアウトが僕たちに有利ではないのは確かだ。でも、僕たちにはトラックのミドルバートで本当に強いクルマが必要だ」とピエール・ガスリーはコメント。「それでも僕たちには競争力があると思っている。僕たちはメルボルンでかなり遅かったし、バーレーンではとても競争力があった。予想よりもさらに速かった。なので、クルマのパフォーマンスがどの位置にいるかを正確に知るのは難しい」「僕たちはミッドフィールドの戦いのなかにいるし、そのトップになれることを期待している」関連:2018年 F1中国GP テレビ放送時間&タイムスケジュール