トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1の目標はレッドブルで走ることであることを明らかにしつつも、今年はトロロッソとの仕事に集中していると主張する。2016年にGP2チャンピオンを獲得したピエール・ガスリーは、昨シーズン中盤にダニール・クビアトの後任としてトロロッソからF1に参戦。今年はホンダのF1エンジンを獲得した新生トロロッソ・ホンダで初のF1フル参戦を迎えている。
昨年後半の6戦中5戦でF1を戦ったピエール・ガスリーは、2017年を日本のスーパーフォーミュラで過ごしており、台風の影響で最終2戦がキャンセルになったこともあり、わずか0.5ポイント差でタイトルを逃している。現在、レッドブルのドライバーを務めるダニエル・リカルドはまだ契約を更新しておらず、フェラーリやメルセデスへの移籍が噂されている。今年トロロッソ・ホンダで印象的なパフォーマンスを見せれば、ピエール・ガスリーは2019年のレッドブル昇格のチャンスはある。ただし、同じレッドブルの契約ドライバーとしてルノーにローン移籍をしているカルロス・サインツが直接のライバルとなる。将来、レッドブルで走る可能性について質問されたピエール・ガスリーは「現時点ではカルロス(サインツ)の方が僕よりも経験があるけど、僕の目標は将来レッドブルで走ることだということは明らかだ」とコメント。「遅かれ早かれそうなることを願っているけど、自分が速く、一貫性のあるドライバーだということをレッドブルに示す必要がある。良い仕事をしていれば、実現する可能性はある」「でも、今の僕の焦点はトロロッソだし、このチームのために自分にできるベストを尽くそうと頑張っているよ」ホンダはトロロッソとのプレシーズンテストで過去3年間のマクラーレン・ホンダ時代とは対照的なスムーズな走行を見せていたが、開幕戦オーストラリアGPでは苦しむこととなった。ピエール・ガスリーは予選でのミスが響いて最後尾20番グリッドからスタート。決勝ではMGU-Kのトラブルによって14周目でリタイアしている。チームメイトのピエール・ガスリーは、周回遅れの15位でレースをフィニッシュした。
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