トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、開幕戦オーストラリアGPで見舞われたMGU-Hの故障によってコンポーネントを1基失ったことが2018年のF1世界選手権の後半戦で“頭痛の種”になるだろうと認める。ピエール・ガスリーは、16番手を走行していた14周目に突如スロー走行となってピットへ戻り、MGU-H関連のトラブルによりリタイアとなった。プレシーズンテストではトラブルが発生していたなかったホンダのF1パワーユニットに信頼性問題が再発してしまった。
ピエール・ガスリーは、チームはそのような問題に備えてはいたが、冬季テスト、プラクティス、予選で数100ラップを走り込んでいたにも関わらず、重要な開幕戦で最初の故障が発生したことに落胆していると語る。2018年のF1世界選手権では、MGU-Hは年間を通して3基までしか使用できなくなっており、ピエール・ガスリーは、故障したことよりも、20戦を残してすでにそのうちの1基が失われたことで今後のグリッド降格ペナルティの可能性に悩まされることになるだろうと考えている。「起こってしまったことは悩ましいけど、全員が今後のレースにむけてできる限りスムーズに進めようとしている」とピエール・ガスリーはコメント。「全員にとってレギュレーションはタフだと思う。テストはまったく問題が起きずにうまくいっていたし、とてもいい感じだったので、今それが起こってしまったのは残念だ」「テスト最終日に起こっていて、ここでは問題がないことが望ましかった。簡単ではないのは確かだ。おそらくどこかの時点でペナルティを受けることになるだろう」「僕たちはこのような状況に陥る可能性があることはわかっていたけど、もちろん、テストの後は楽観的だった。シーズンについて楽観的なままでいなければならないと思う。今、1つの問題が起こったけど、だからとしって毎レース週末で起こるというわけではないからね。重要なことは問題を原因を正確に理解することだけだ」