レッドブルのジュニアドライバーであるピエール・ガスリーは、2018年にトロ・ロッソからF1デビューすることを諦めてはいない。トロ・ロッソのレースシートに空席ができた場合、理論的にはピエール・ガスリーがレッドブルの育成プログラムのなかでは最も昇格の可能性が高いだが、トロ・ロッソが2018年もカルロス・サインツとダニール・クビアトというラインナップを継続した場合、ピエール・ガスリーは2年続けて我慢の時を迎えることになる。
F1オーストリアGPの週末には、カルロス・サインツがトロ・ロッソで4年目を過ごすことはないだろうと発言して物議を醸したが、レッドブルは契約オプションを行使。カルロス・サインツのトロ・ロッソ残留を明かしている。だが、その一方で、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、適切な移籍解除金が支払われれば、カルロス・サインツへのオファーを検討すると述べている。ダニール・クビアトに関しては、シルバーストンのオープニングラップで同士討ちを演じるなど失望の結果を繰り返しているが、まもなく契約延長がまとまるとされている。2016年のGP2チャンピオンであるピエール・ガスリーは、8月末までに今後についてのソリューションがまとまることを願っている。 「当然、僕のプランはトロ・ロッソでF1グリッドに並ぶことだ。2018年にグリッドに並ぶことが目標だ。現状、いろいろなことが起きているし、僕にとって良い形になってくれることを願っているけど、今は待たなければならない。でも、僕のプランは来年のグリッドにいることであるのは間違いない」 「僕にはマネジャーがいないので、直接、ヘルムート・マルコと話をしている。皆さんもご存知の通り、彼はとても率直な人だし、何か動きがあったら基本的には連絡してきてくれるし、OKと言えばそれで決まる。今は良い関係が気付けていると思う」「まだ8月が始まったばかりだし、決定にはちょっと早すぎるけど、今月中にいくつかニュースが聞けると思っている」 今年は日本でスーパーフォーミュラに参戦するピエール・ガスリーは、5位がベストリザルトでランキング8位につけている。F1ハンガリーGP後に実施されたインシーズンテストではレッドブルの2017年F1マシンを走らせた。ピエール・ガスリーは、昨年GP2でチャンピオンを獲得した後にすぐにF1に昇格できなかったことはタフだったと認める。「厳しかったけど、昨年GP2で勝ったので、当然、目標ははF1だ。ルイス・ハミルトンはGP2で優勝しているし、ニコ・ロズベルグもストフェル・バンドーンもGP2で勝っている。大分部のドライバーがF1にいる。サッカーも一緒だ。2部リーグで勝てば、1部に目標が定まる。僕も同じだ」「それが僕の唯一のモチベーションだ。今は、1年間、レッドブルのリザーブドライバーをやっているので、僕にとって有益だし、しっかりと準備を整えておけるようにフィジカルコンディションに集中している。チャンスを得られたら、ベストを尽くたい。今はどうなるか見守らなければならない
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