セルジオ・ペレスは、2024年F1イギリスGP決勝を17位で終え、「なにもかもがうまくいかなかった」とレースを振り返った。予選Q1でコースオフを喫して19番手で終えたことで、レッドブル・レーシングは戦略的に新しいPUコンポーネントを投入。その結果、セルジオ・ペレスはピットレーンからのスタート。唯一ハードタイヤをスタートタイヤに選択した。
16周目から雨が降り出したことで、セルジオ・ペレスは19周目にいち早くインターミディエイトに交換するギャンブルに出る。しかし、その雨はすぐに止んで路面は乾き、そのセットはすぐに消耗し、26周目に再び雨が降ってきた際には新しいインタミディエイトを装着するために再度ピットインを余儀なくされる。その一連の流れで後方から抜け出すことができず、セルジオ・ペレスは2周遅れの17位でレースをフィニッシュ。ノーポイントで終えたことで、ドライバーズランキングは6位に下がった。「なにもかもがうまくいかず、賭けに出る選択もしたけど、今日は力が及ばず残念だ」とセルジオ・ペレスは語った。「もっと早い段階で雨が降ると予想し、序盤にインターミディエイトタイヤでリスクを取ったけど、タイミングが早すぎたために順位を落とし、さらにタイヤも使いきってしまった」「レースを通してポジションを落とし、レースをコントロールするのが本当に大変だった。とても残念な結果となったけど、前に進まなければらない」「次戦まで少し時間があるので、チームとして再度整理をし、いくつかの作業に取り組むことができるよい機会になると思う。今はリズムを取り戻すために、クリーンで進歩が見えるレースウイークが必要だ。ハンガリーGPとベルギーGPでは調子を取り戻すことができることを願っている」