レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは、F1オーストリアGPで見事なドライビングで表彰台フィニッシュを果たし、戦列復帰を確信している。金曜日の午後には、ペレスのシーズンは再び悪い方向に向かっているように見えた。週末を覆い隠すことになるトラックリミット取り締まりの犠牲となり、4戦連続でQ3に進出できなかった。
しかし、翌日のスプリントではチームメイトのマックス・フェルスタッペンに次ぐ2位でフィニッシュし、その挽回の一部が垣間見え、日曜日にはフィールドを駆け抜けて最後の表彰台の座を獲得した。15番グリッドからレースをスタートし、徐々に順位を上げていくと、VSCが導入されるまでに9番手まで浮上。VSC中にピットインしないことを選択し、シャルル・ルクレールに次ぐ3位まで順位を上げた。その後、フレッシュなラバーを履いていたカルロス・サインツ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ランド・ノリス(マクラーレン)に先行されたものの、1回目のピットストップまでに6位まで順位を落とし、ピットストップ後に10位でコースに復帰した。再びペレスはフィールドを駆け抜け、2回目のストップをするまでに2位に浮上し、その後5位でピットアウトした。まずノリスをパスしたペレスだったが、サインツは少し手ごわかった。チームメイトのマックス・フェルスタッペンはレース序盤にDRSを使ってルクレールをパスしていたが、ペレスはサインツとのバトルで逆転された。数ラップにわたってペレスとルサインツのバトルが続いたが、最終的にペレスが勝った。第5戦マイアミGP以来となる表彰台を手にしたセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)「表彰台に戻れて本当にうれしい」とペレスは語った。「週末は非常に悪いスタートとなった。どう言ったらいいかわからないんだけど、悪い言葉を使いたいんだけど、トラックリミットでね。今日のレースは15番手スタートで、その中で戦うしかなかった」「素晴らしいペースで、素晴らしいバトルもあったけど、最終的には良い戦いだった、特に体力的には100パーセントに近いとは言えなかったけど、アドレナリンが出るとすべてを忘れられる」「金曜日のような問題もなく、1周目からいいペースだった。以前のレースで抱えていた問題を理解することができた。戻ってきたと信じている」ペレスは木曜日に体調不良のためメディア対応を免除されていた。実際、レース後も体調は100%ではなかった。「確かに良くないね」とペレスは語った。「十分な休息が取れていなかったし、毎晩、熱があって、起きて薬を飲んでいると、自動的に100パーセントの状態ではなくなる」「クルマの中でも、クルマの外でも、とても過酷なスポーツだ。本当に、本当に衰弱していた」「数日で回復できることを心から願っている。シルバーストーンはまたとてもハードなレースで、とても厳しいので、本当に時間が必要なんだ。現時点では100パーセントには程遠い」
全文を読む