ニコ・ロズベルグ 「セルジオ・ペレスの勝利はレッドブルF1への声明」

しかし、ウェットコンディションとなったF1モナコGPで、セルジオ・ペレスは、フェラーリの2台を戦略で抜くことに成功し、2022年の最初の勝利を手にした。レッドブル・レーシングがドライバーを入れ替える機会はなく、マックス・フェルスタッペンは、カルロス・サインツJrの後ろで3位で終えた。セルジオ・ペレスは、自分がウィナーであることを確実にするためにチャッカーが振られるまでプレッシャーに耐えた。ニコ・ロズベルグは、セルジオ・ペレスの勝利はレッドブル・レーシングへの声明だと感じている。「あれは『みんな、俺もここでワールドチャンピオンに勝ちたいだ』と言うにはベストの方法だ。素晴らしい週末だったし、すべてが完璧だった」とニコ・ロズベルグは語った。「あのようなコンディションであのようなアウトラップを実行し、正しいタイミングですべてを行うことがどれほど難しいことをかを過小評価しないでほしい。とにかく壮観だった」最後のレースリスタート後、セルジオ・ペレスにはわずかなミスがあった。ロックアップにより、ミディアムタイヤから貴重な寿命が奪われた。しかし、そこからセルジオ・ペレスは勇敢なディフェンスをみせた。元F1ドライバーのポール・ディ・レスタは、セルジオ・ペレスとシャルル・ルクレールが明らかに勝利に値する唯一のドライバーだったと主張した。最後のカルロス・サインツJr.を寄せ付けないセルジオ・ペレスのディフェンスは素晴らしかったと質問されたポール・ディ・レスタは「そうだね。でも、あれはある意味で自傷行為だった。クリスチャン（ホーナー/レッドブルF1代表）が言ったようにあまりに早くにハードにやりすぎて、フラットスポットを作った。でも、彼はできる限りワイドに車を振った」と答えた。「そこには2人の男がいたと思う。今週末は、彼らが優れていた。それはチェコであり、ルクレールが勝利した場合はルクレールだ。天気がどうであろうと関係なかった」「しかし、チェコがそれを成し遂げるためには、レッドブル内での彼の安定性も計り知れない」勝利後、セルジオ・ペレスはドライバーズチャンピオンシップのリーダーであるマックス・フェルスタッペンにわずか15ポイント差まで迫った。ニコ・ロズベルグはモナコでの勝利でセルジオ・ペレスがタイトル争いに加わったと考えている。「信じられないことだ。あまりにそれを期待しなかっただろうけど、彼はすぐそこにいる」とニコ・ロズベルグは語った。「それに彼は今年のフェルスタッペンにペース的にかなり近づいている。次の数レースがどのように展開するか見てみよう。だが、それは素晴らしいことだ」