レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、2021年のF1ワールドチャンピオンを獲得したチームメイトのマックス・フェルスタッペンを称賛。彼ほど“マシンと一体となっている”ドライバーはいないとし、自分とって素晴らしいリファレンスだと語る。昨年までレーシング・ポイントに所属していたセルジオ・ペレスは、今年からレッドブル・ホンダに加入。マックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトとなった。
序盤戦はまったくコンセプトの異なるマシンに特に予選において苦戦したセルジオ・ペレスだが、レースペースに関しては持ち前のスキルを披露。マックス・フェルスタッペンにタイトル獲得の可能性が絞られてからは、F1アブダビGPでルイス・ハミルトンに見せた決死のディフェンスを含めてチームメイトのサポート役に回った。F1ワールドチャンピオンを獲得したマックス・フェルスタッペンについて質問されたセルジオ・ペレスは「マックスのようにマシンと一体となっているドライバーは他にいない」とRacingNews365.comに説明した。「彼は長い間レッドブルに在籍しており、すぐにそれを見ることができる。他のマシンや他のドライバーのマシンにはまだいくつかの弱点がある」「でも、マシンと一体となっているという点で、マックスに匹敵できる人は他にいないと思う。彼は本当にそれにのめり込んでいる。僕たちが見ることができるように、彼は非常に高いレベルにある。そして、僕は彼という素晴らしいベンチマークを持っていると思う」マックス・フェルスタッペンのような強力なチームメイトがいることは脅威になる可能性があると言う人もいるが、セルジオ・ペレスはその意見に同意しない。「それを非常にポジティブなことだと思っている。FP1以来、彼という素晴らしいベンチマークがあるからね」とセルジオ・ペレスは続けた。「素晴らしい結果をもたらすために彼という素晴らしいリファレンスがある。最終的には、ドライバーとして最高のドライバーと一緒に仕事をしたいと思うものだし、現時点で、彼はF1で最高のドライバーだと思っている」本当にマックス・フェルスタッペンをF1で最高のドライバーとして評価しているのか、そして、自分よりも優れているのかについてさらに質問されたときセルジオ・ペレスは「自分自身を捨てれば、そうだと思う」とコメント。「僕はそれを受け入れなければならない。ドライバーとして現実的でなければならないし、彼は非常に高いレベルにいる。彼はまさにこのマシンと一体かしてドライブしている。それは長年の経験であり、彼は非常に高いレベルにある」F1は、2022年に大規模なレギュレーション変更を実施。F1マシンはコンセプトがまったく異なる次世代F1マシンへとシフトする。セルジオ・ペレスは、来シーズンは誰もが平等なフィールドでスタートするチャンスだと考えており、それはポジティブでしかないと語る。「そう思う。来年は、ゼロから始めてそこから成長する新しい機会だと思う。それは僕にとって非常に良いことだ」レッドブルの2022年F1マシン『RB18』の開発作業について、セルジオ・ペレスは「来年のマシンにかなり関わっている。僕たちはたくさんのシミュレーションを行っている。フォローして、コメントしている」と語る。「グリップが少なく、重いので、まったく違う。今年のマシンほど機敏ではない」