レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、2021年F1メキシコGPの決勝で3位表彰台を獲得した。4番グリッドからスタートしたセルジオ・ペレスは、オープニングラップでルイス・ハミルトン(メルセデス)の後方3番手に浮上。1ストップ戦略が主流となる中、戦略上の違いを作り出そうとしたペレスは、40周目にピットイン。周囲のマシンと同じくハードタイヤに交換し、ルイス・ハミルトンの約9秒後方の3番手でレースに戻る。
セルジオ・ペレスは、ここから好調なペースで追い上げるが、トラフィックや、路面温度の上昇によるグリップ減少などにより、オーバーテイクするまでには至らず。最後までハミルトンにプレッシャーをかけ続けたものの、1.1秒差の3位でフィニッシュし、自身初の3戦連続表彰台となった。「僕の母国にとって素晴らしい結果になった」とセルジオ・ペレス。「もう一歩上を目指したけど、残念ながら届かなかった。ターン1ではインシデントを避け、その後2番手浮上を目指したけど、ここはオーバーテイクが難しいので、なかなかチャンスがなかった。ルイス(ハミルトン)にかなり近づいたけど、メルセデスは直線でのスピードが速く、捉える機会がなかった。ただ、全力は尽くした」「スタジアムセクションを通るたびにファンのエネルギーが感じられ、僕のためにどれだけの人が集まってくれたのかを考えた。フォロ・ソル(スタジアムセクションの元になった野球場のこと)を走るときには、皆さんの歓声が直接聞こえていた」「もっと上位を目指してはいたものの、母国で表彰台に立ててとてもうれしかったし、メキシコの皆さんも喜んでくれていると思う」「僕たちはとても負けず嫌いなドライバーなので、3位でフィニッシュして満足するわけにはいかないけど、今日は僕を応援してくれる人々がスタートから最後までずっといてくれて、本当に特別な瞬間になったので、それを楽しんだ」「今日の僕たちは最速のチームだったと思うけど、この先のシーズンではまた展開が変わるはずだ。しっかりと集中して、プッシュし続けなければならない」