レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、F1バーレーンGPのフォーメーションラップで“シャットダウン”したRB16Bを“再起動”。まるでPCを操作するかのような“冷静沈着”な対応をチーフエンジニアのポール・モナハンは称賛した。レッドブル・ホンダとの移籍初戦となったセルジオ・ペレスは、11番グリッドからレースをスタートする予定だったが、フォーメーションラップで最終セクターに入ったときにRB16Bが電気的にシャットダウン。最終コーナーのコース脇でマシンは止まってしまった。
だが、セルジオ・ペレスは自力でマシンを再始動させ、ピットレーンから隊列の最後尾からレースヲスタートし、そこから挽回して5位でフィニッシュした。ホンダF1は、レース前に予防措置としてセルジオ・ペレスのコントロールエレクトロニクスとエナジーストア変更していた。「グリッドへのラップではエラーの兆候はなく、マシンは完璧に動作していた」とレッドブルのチーフエンジニアを務めるポールモナハンは語った。「フォーメーションラップで、私たちはいくつかの困難を抱え始めた。マシンを保護するためのカットアウトがあり、それは非常に面白い、一連のイベントだ」「すべての電力を失った。だが、チェコは冷静沈着だった。まるでラップトップがうまく動かなくなったときに電源をオフにして、再びオンにするようにマシンを再始動させた」「ステアリングホイールが元の状態に戻し、エンジンを始動させる。ピットレーンの出口に戻り、他の全員がの隊列が揃うのを待って、ピットレーンからスタートする。この種の断続的な障害でよくあることだ。もちろん、マシンは問題なく走行する」「彼は素晴らしかった、彼は挽回した。彼は欲求不満にならなかった。彼はモチベーションを失っていなかった。彼はそれを乗り越えてフィールドを駆け上がり、非常に見事なレースをした。彼はフォーメーションラップでコース脇にマシンを停めて、マシンにパワーがなかったところから、我々にたくさんのポイントをもたらした」「彼が冷静沈着なことに感謝しる。彼には無線通信がなかった。我々は彼にイグニッションリセットをするように言わなかった。。彼は我々のためにそれをした。」セルジオ・ペレスは、問題が発生したにも関わらず、スタートを切ることができたことに安堵したと語る。「何が起こったのかわからない。すべてがうまくいかなかった、エンジンを失い、イギニッションを失った。終わったと思った」とセルジオ・ペレスは語った。「そのあと、無線でジョナサン(ウィートリー)の声が聞こえた。“何だ?”という感じだった。これで目覚め、エンジンをオンにした。ピットレーンからスタートしなければならなかった」「まだ僕たちが望んでいる場所で争うために多くの作業があるけど、ポジティブなのはペースが良かったことだ。僕たちはその場所に向かっている」