セルジオ・ペレスは、セバスチャン・ベッテルが純粋なレースチームであるアストンマーティンF1に加入することを“正しい決断”であり、同チームで“楽しい時間”を過ごせると考えている。セバスチャン・ベッテルは、セルジオ・ペレスに代わって2021年にアストンマーティンF1でランス・ストロールをチームを組む。一方、ペレスはレッドブル・レーシングでF1グリッドに残る。
セルジオ・ペレスは2014年に当時フォース・インディアを名乗っていたシルバーストンのチームに加わり、ジェットコースターのような7シーズンを楽しんできた。そして、レーシング・ポイントとして参戦していた2020年のF1サヒールGPで優勝し、夢を実現させた。だが、センセーショナルなF1初勝利を挙げてドライバーズ選手権を4位で終えたにも関わらず、昨年末にレッドブル・レーシングが2021年にアレクサンダー・アルボンの後任としてペレスを抜擢することを決定するまで、1年間F1を離れる準備をしていた。セルジオ・ペレスは、セバスチャン・ベッテルが彼の古巣チームにうまく溶け込むと信じている。おそらく、それはフェラーリとの最後の数シーズンで問題を抱えた後、4回のF1ワールドチャンピオンに必要な春をもたらすだろう。「セブは間違いなく素晴らしい決断を下したと思う」とセルジオ・ペレスはF1公式サイトに語った。「彼は純粋なレーサーのチームに加わる。間違いなく楽しい時間を過ごせるだろう。彼はそれを楽しむだろうし、彼が楽しめることが最も重要なことだ」「アストンマーティンは2021年の最強のチームのひとつになると確信しているし、彼は間違いなく素晴らしいマシンを手に入れるだろう」それでも、セルジオ・ペレスはレーシング・ポイントで人気があったので、それを引き継ぐことはセルジオ・ベッテルにとって荷が重いだろうと言う人も多い。「僕としては『4回のワールドチャンピオンにとって荷が重いことがあるなんて想像し難い。僕はたった一度優勝したばかりだ』と思ったよ」とセルジオ・ペレスは語った。「でも、ある意味それがF1だ。タイトルや勝利はそこまで意味を持たない。なぜならそれは、自分がキャリアのなかで乗るマシンのレベルによるからだ」