今年マクラーレンに移籍したセルジオ・ペレスは、ザウバー在籍時にしばしばフェラーリからフェルナンド・アロンソに“配慮”し、アロンソにチャンスがあるときは簡単に道を譲るよう要求されていたことを明かした。セルジオ・ペレスの発言は、フェラーリがパフォーマンスのアドバンテージを得るために、パドックの政治的な関係を利用しているとの憶測を強めている。
セルジオ・ペレスは、フェラーリ・エンジンを搭載するザウバーに所属し、フェラーリの若手育成プログラムに参加していたが、2013年、ルイス・ハミルトンの後任としてマクラーレンへ移籍するというオファーを受け入れた。鏡を見て、ワールドチャンピオンのセバスチャン・ベッテルやフェルナンド・アロンソと違って見えるかと質問されたセルジオ・ペレスは「僕としてはそうは思わない。彼らと自分を区別してはいない」とコメント。「去年、フェラーリと情報交換をしていたとき、しばしば彼らからフェルナンドに配慮するように要求されていたけど、僕だけなのか、グリッド全体だったのかはわからない」フェラーリを去ったことでチャンスを逃したと感じているかとの質問には「いいや、これは僕をもっと良い場所に導く経験だ。マクラーレにいることに満足している。長い間ここにいられることを願っている。キャリア全体かもしれない」マクラーレンはMP4-28に奮闘しているが、セルジオ・ペレスでリードドライバーのジェンソン・バトンのペースにかなり間近だったと主張する。「満足している。ジェンソンは最高のドライバーのひとりだからね」とセルジオ・ペレスはコメント。「彼はメルボルンで3回優勝している。彼と比較して僕がどの位置にいるかはわからないし、慰めにはならないけど、僕は強いし、ワールドチャンピオンに間近なことは励みになる」
全文を読む