堅実なF1デビューシーズンを送っているセルジオ・ペレスは、2年目の2012年はさらに力強いシーズンを過ごせると自信を持っている。約30年ぶりのメキシコ人F1ドライバーとしてザウバーからF1デビューを果たしたセルジオ・ペレスは、予選では小林可夢偉を上回っており、これまで8ポイントを獲得する活躍をみせている。
だが、セルジオ・ペレスはF1初年度の経験を基に、2012年はトラック内外でさらに良いシーズンを過ごせると楽観的に捉えている。2012年の見通しについて質問されたセルジオ・ペレスは「ずっと強いと思う」とコメント。「トラック上だけでなく、トラック外でもね。F1に来たときは、違った世界だと実感するものだ。若手ドライバーとしてこの世界に適応するには時間なかかると思っている」「来年は僕にとってもっと普通のことになると思っているし、F1でずっと良いシーズンを過ごせると思う。もっと良い2年目を過ごすことが僕の目標だ」セルジオ・ペレスは、早めに来年の契約を確保できたことも仕事に集中するのに役立ったと述べた。「もちろん、来年何をしているかを早くに知れることは常に助けになる。通常、ドライバーとしては心配はしないものだけど、キャリアにとって最高の将来を見つけたいものだし、ザウバーに留まることは良いアイデアだと思っている。もちろん僕にとっては非常にはっきりした決定だった」「アップダウンのあるシーズンだったと思う。(モナコでの)事故は助けにはならなかったオーストラリアのあと、マレーシアと上海では不運だったけど、僕たちには常に適切なペースがあった。それは非常に重要なことだ」「残念ながら、事故はまったく助けにならなかった。いくらか勢いを失ってしまったし、頭部にあのような大きな衝撃を受けたあとにレーシングドライバーとしてきちんとしたリズムを取り戻すのは簡単なことではない。良くなっているし、マシンに乗るたびにより快適になってきている。正しい決断だったと確信している」セルジオ・ペレスは、モナコGPでの事故に遭い、2レースを欠場しなかればならなかったことは、対処するのが非常に難しかたっと認めた。「とても難しかったし、まったく簡単なことではなかった」とセルジオ・ペレスはコメント。「非常に大きな事故だったのでかなり大変だったし、キャリアが早くに終わってしまう可能性もあった。幸いそうはなかったし、大事には至らず、2レースを逃しただけで済んだ。チームが非常に多くのポイントを獲得した重要な2レースだった。戦略がかなりうまくはまったサーキットだったね」「残念ながら、僕はポイントとリズムを失ってしまったけど、バレンシアでマシンに戻れたし、まったく問題なかった。すぐにリズムを刻めたし、完全に調子はよかった」