セルジオ・ペレスは、体調不良を訴えてF1カナダGPを欠場。代役としてペドロ・デ・ラ・ロサがザウバーから出走することになった。F1モナコGPの予選でクラッシュしたセルジオ・ペレスは、脳震盪と捻挫のため決勝レースを欠場。木曜日にメディカルチェックを受けたセルジオ・ペレスは、F1カナダGP出場へのゴーサインを得ていた。
しかし、フリー走行1回目のあと、セルジオ・ペレスが体調不良を訴えたため、ザウバーは代役としてペドロ・デ・ラ・ロサを走らせることに決めた。今年マクラーレンのテストドライバーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサは、昨年ニック・ハイドフェルドと交代になるまで、ザウバーでレースドライバーを務めていた。「もちろん走りたかったし、問題がないのは間違いなかった」とセルジオ・ペレスはコメント。「でも、残念ながらどうやら今回はそうではなかった。とても失望している」「セッション後にチームに話をして、彼らに100%の体調ではないと伝えた。100%じゃなければ走りたくない。回復にはもう少し時間が必要だ」チーム代表のペーター・ザウバーは「この展開は驚きだ。セルジオは、まずはモナコの病院、続いてチューリッヒの病院でメディカルチェックを受けていた。そして最終的にモントリオールでFIAのドクターが彼にゴーサインを出していた」とコメント。「誰も彼が体調を崩すと予見できなかった。用心深すぎるかもしれないが、ドライバーの健康が重要だし、リスクはゼロにしたい」「この状況で我々を援助してくれたペドロ・デ・ラ・ロサとマクラーレンに感謝したい」