元F1ドライバーのパスカル・ウェーレインは、将来的なF1復帰の可能性に興味を表明しているが、いかなる犠牲を払ってでもF1で走りたいわけではないと語る。パスカル・ウェーレインは、2016年にマノー、2017年にザウバーといずれも下位争いを展開するチームで2年間F1を戦った。その間6ポイントしか獲得できなかったが、どちらもチームの全ポイントを獲得する活躍だった。
しかし、2018年にF1シートを喪失したパスカル・ウェーレインは、メルセデスとの関係を断ち切ってフォームラEへと転向。また、2018年にダニール・クビアトが務めていたフェラーリのF1シミュレータードライバーの役割も得ることになった。「フォーミュラEでの今年のように、自分にぴったりと合ったものでなければならない」とパスカル・ウェーレインは Speedweek にコメント。「18位のために戦っていることを知っているF1チームに行くつもりはない。僕はもうそのような状況を望んではいない」とパスカル・ウェーレインはマノーとザウバーでのF1キャリアに言及。「自分の現在の状況にいるより満足感を得ることはできなかった」「僕はフォーミュラEで走り、フェラーリのためのシミュレータに座っている。それにパフォーマンスを発揮できるチームで走っている」「久しぶりにまた楽しい時間を過ごしている。昨年はDTMを楽しんでいた。F1では、15位が最大であることを知っている週末に挑んでいたし、それは競争の激しいスポーツではない。 フォーミュラEですでに2度優勝できるチャンスはあった。それは再び僕を本物のレーシングドライバーのような気分にさせてくれている」現在、フォーミュラEでパスカル・ウェーレインは首位のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタから26ポイント差の36ポイントで10位に位置している。