メルセデスのリザーブドライバーを務めるパスカル・ウェーレインが、2016年にF1でデビューを果たすか、もしくはDTMのタイトル防衛に挑むかは来年まで待たなければならないようだ。メルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは、2016年のF1で空席となっている最後の2つのシートのうちのひとつをパスカル・ウェーレイングのために確保するためにマノーのモーナーであるスティーブン・フィッツパトリックと交渉していることを認めている。
メルセデスは、2016年からマノーにパワーユニットを供給するが、今年DTMで史上最年少チャンピオンに輝いたパスカル・ウェーレインの契約は完全に独立したものとなっている。「マーケットを見ているが、彼のために来シーズンの恒久的なレースシートを見つけるのは非常に難しい」とトト・ヴォルフは Autosport に述べた。「彼にF1にいる能力があるのは確かだし、非常に成功したドライバーになる実力はあるが、正しい価値のある正しい場所にいる必要がある」「2016年に実現でいない場合は、テストプログラムのカタチで、我々もしくは他チームでF1カーで多くのマイレージを彼に与えるつもりであり、2017年にどう開けるかを見てみるつもりだ」パスカル・ウェーレインはすでにフォース・インディアでテストしており、トト・ヴォルフはどのメルセデスのパートナーともテストプログラムができる可能性を認めているが、まだマノーでパスカル・ウェーレインのシートを獲得する希望を諦めてはいない。「我々(メルセデスとマノー)はまだ会話をしている」とトト・ヴォルフは述べた。「だが、マノーには商業的な制約があることを理解しているし、財政的な現実もあるので、それを強制することはできない」「DTMに留まることはオプションBだ。オプションBがそれだけであれば、我々はF1カー内外で彼が学び続けられるようにしていくつもり」「彼はF1に値すると思うので、むしろ彼をF1に進めたいが、そうならない場合は、彼にはDTMタイトルを防衛する機会がある」パスカル・ウェーレインの状況はクリスマスまでに解決するかどうか尋ねられたトト・ヴォルフは「新年に持ち越されるだろう」と述べた。