「自由民主党モータースポーツ振興議員連盟総会」が15日(水)に自由民主党党本部で行われた。自由民主党モータースポーツ振興議員連盟は、国内モータースポーツのさらなる振興と発展を目的に2001年に発足。現在、衆参両院合わせて約60名の議員が同議連に加盟している。
SUPER GTには前身の全日本GT選手権開催時の2003年から「自由民主党モータースポーツ振興議員連盟杯」が贈られており、今シーズンもGT300クラスのチャンピオンチームに議連杯が授与される。スーパーフォーミュラでは、年間チャンピオンドライバーに「自由民主党モータースポーツ振興議員連盟杯」が授与されている。総会には、同連盟の会長である古屋圭司衆議院議員のほか、三原じゅん子議員らモータースポーツの発展などに尽力している自民党議員が出席。国内モータースポーツ団体からはスーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーション、SUPER GTを畝いするGTアソシエイション、全日本ロードレースを日本モーターサイクルスポーツ協会、また各レースカテゴリーの2016年チャンピオン、国本雄資(スーパーフォーミュラ)、平手晃平(SUPER GT)、中須賀克之(JSB1000)らも出席し、各団体の今年度のシリーズ概要、プロモーション施策などを報告した。日本レースプロモーションの倉下明社長は「より広く一般的にスーパーフォーミュラを認知いただけるよう、決勝レースの生中継を行う決断をしました。これにより少しでも多くの方にスーパーフォーミュラ、モータースポーツに興味感心を持って頂き、サーキットにお越しいただけるようにしたい」と述べた。GTAの坂東正明代表は「今シーズンはGT500が全車新車に切り替わるほか、GT300も『マークX』や『ベントレー』など新たな顔ぶれも揃い、よりお客様に楽しんでいただけるシリーズになると考えています」と述べた。古屋議員は総会のなかで「世の中には様々なスポーツがあるが、テレビで観戦するのと、生で観戦するので興奮や迫力の度合いが最も大きく異なるのがモータースポーツだと思う。より多くの方にモータースポーツを生で観戦してもらえるよう、サーキットに足を運んでもらう施策などを今後議連で考えていきたい」と話した。また、出席した議員からは「モータースポーツ推進基本法」について党内での手続きは終了して政党間調整中であり、早期の法案成立にむけ全力で活動することが報告され、「公道レース」実現に向けて作業中であることが発表された。