GP3は、新車「GP3/13」をシリーズ最終戦の舞台となるモンツァで披露した。2世代目のマシンとなる「GP3/13」は、現行の280馬力のターボエンジンから、400馬力の自然吸気のV6エンジンに変更。開発テストでは少なくとも3秒速いことが示されている。またノーズ、サイドポッド、エンジンカバーといったデザインも変更されている。
発表会では、MWアーデンのチーム代表も務めるマーク・ウェバーが参加し、エンジンに火を入れた。ブルーノ・ミッシェル (GP3シリーズ代表)「この新世代マシンをとても誇りに思っている。我々の一番の目的は、GP3が、若手ドライバーが次のステップであるGP2やF1に準備する最高のシリーズのままでいることだった。それがよりパワフルで選択的なマシンを設計した理由だ。それ以外でもGP3とGP2間のギャップも縮められている。それを実現するために、我々はGP2以下の異なるシングルシーター・カテゴリーを注意深く評価し、ドライバーやチームの考察を考慮してきた。GP3/13に施した方法が、今後3シーズンのために適切なものであると確信している。クルマはかなりの進化を遂げたが、コストは以前とほぼ変わっていない。それがキーだった。チームは新しいクルマを購入する必要はない。我々は開発キットを彼らに提供する。エアロダイナミクスやエンジンをどのくらい異なるものにするかはかなりの挑戦だった。エンジンについて言えば、同じ価格で280馬力から400馬力になる」