F1チームからなる組織FOTAは、2010年にF1に新規参入するチームを援助するために技術的なパートナーシップのシステムを提案することで合意した。29日の2010年のF1エントリーの締め切りを前に、FOTAは新チームを援助することでFIAは合意した。FOTAは、この妥協案が新F1チームが予算キャップを大きく超えた資金供給なしに初年度を戦えると期待している。
FOTAは、来季を移行年として2010年と2011年で2ステップの予算制限を設ける「グランドパス」のアプローチを推進している。この案は、2010年は1億ユーロに予算が制限され、2011年からは45ユーロに削減されるとみられている。技術的なパートナーシップは、新F1チームに設計ノウハウだけでなく、特にパフォーマンスに影響しないパーツ面を援助する。FOTAの提案は、報道されたカスタマーカーは容認せず、2011年に新F1チームが予算制限のもとに独自の収益で競争することを確実にする構造を目指したものと思われる。FOTAはまた、パフォーマンスに影響しない部分の共有する可能性を含め、予算キャップのコンセプトをさらに発展させる方法を議論している。最終的な合意には至っていないが、FOTAとFIAはエントリー最終期限前に決議がなされることを確信しているとみられている。