富士スピードウェイ株式会社は、2008年10月10日(金)から12日(日)の3日間で開催する「2008 FIA F1世界選手権 フジテレビジョン 日本グランプリ」の開催概要を発表した。昨年大会では、経路での路面陥没により、バスでのアクセスが麻痺しユーザーが混乱。雨の中、屋外で数時間待たされるなどの事態となり、多くの批判が寄せられることなった。
今年は、ユーザーの安全を第一としたうえで、1.安心で確実な交通アクセス、2.楽しく快適な観戦環境の2点を基本方針とした。交通アクセスについては、観戦チケットと最終アクセスをセットにした「チケット&ライドシステム」を、来退場の渋滞緩和と周辺環境への配慮から継続。ただし、会場から各指定駅や場外駐車場に向かう復路については、雨天でもバスに乗車して待てるよう、昨年のシャトル方式から、原則、バスを会場内にそのまま待機させておく「留置き方式」へ変更。また、観戦環境については、大型スクリーンや照明・放送機器など観戦設備の充実を図るとともに、場内バス乗降場や歩道の路面整備、仮設トイレのバス乗降場付近への増設、スタッフの増員と事前教育の徹底、各種情報提供の充実など、ハード・ソフトの両面から整備する。申込方法は、インターネットと郵送の2種類。インターネットは専用サイトを5月1日からオープンし、事前登録を先行。申込受付開始は5月12日(月)からのスタートとなる。観戦チケット価格は、昨年のまま据え置きとなる。