マレーシアGPを開催するセパン・インターナショナルの代表は、ナイトレースを検討していることを明らかにした。先ごろ行われたF1マレーシアGPでは、豪雨と日没の関係で24周を残して終了。セパン・インターナーションナル・サーキットの関係者は、開催時刻に懸念を表明していた。「レースが終わるたびにバーニー・エクレストンと改善する余地について話し合っている」とダト・モクザニ・タン・マハティール代表は語る。
「レースの時間を早めるか、または夜に開催するかという問題はまもなく決着がつくだろう」F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンは、ヨーロッパのテレビ視聴率を上げるためにはナイトレースが必要という圧力をかけ、2009年の妥協案として「トワイライト」コンセプトが受け入れられた。モクザニ代表は、完全なナイトレースのアイデアも検討していることをほのめかしている。「トラックをほかのイベントに貸し出すことで(照明装置の)コストを取り戻すことができるだろう」しかし、ナイトレースはマレーシアにとってパーフェクトな解決策ではないかもしれないと認めている。「レース中に建物の輪郭が見えた方がよいということで、ナイトレース開催に対する反対があった」と述べた。マレーシアGPの契約は2015年まで続くが、モフザニは、同国はF1カレンダーの恒久的な位置を占めたいと願っていると述べた。2009年の観客数はやや低下したが、「経済不況が原因だ」とモクザニは主張している。
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