雨により予定周回数を消化せずに終了となったF1マレーシアGP決勝だが、早くもレース開始時刻の変更が検討されている。今年のマレーシアGPのレース開始時刻は、ヨーロッパのテレビ視聴者に配慮して現地時間の17時に変更された。結果的に雨で切り上げとなった決勝レースだが、かねてからこの時間帯のクアラルンプールはスコールに見舞われやすく、この地域では日没がかなり早いことがパドックでは懸念されていた。
マレーシアの首相、そしてセパン・インターナショナル・サーキットの代表は、来年以降はより速い時間帯のレース開催を検討していることを明らかにした。「将来的には今年と違う時間帯、おそらくより早い時間に開催することになるだろう」とマレーシアのナジブ・ラザク首相は語る。「ナイトレース開催という案もあるが、そのためにはコストを確認しなければならない」セパン・インターナショナル・サーキット代表のモフザニ・マハティールも「すでにバーニー(エクレストン)と話をしたが、開催時間は再検討することになった。来年のレースが何時スタートになるかはまだわからないが、来年のレースから開催時間を見直すつもりだ」と明言している。