FIAのスチュワードは26日夜、3チームから提出されたトヨタ、ウィリアムズ、ブラウンGPのディフューザーに対する異議申し立てを却下。3チームのマシンがオーストラリアGPに参戦ることを認めた。スチュワードと論争に関わるチームとの間で4時間以上にわたる説明と討議がおこなわれたが、スチュワードはマシンが合法であるとの声明を発表した。フェラーリ、ルノー、レッドブルが、3チームのディフューザーは違法であると抗議していた。BMWザウバーも抗議に加わる予定だったが、時間通りに提出されなかったため、抗議は却下された。
これらのチームは、スチュワードの裁定に対して控訴するとみられており、この件はFIA国際控訴裁判所の公聴会に持ち込まれるとみられている。公聴会はマレーシアGP後に開催されるため、トヨタ、ウィリアムズ、ブラウンGPは、控訴下で非公式にオーストラリアGPのレースに出走し、セパンでさらなる抗議を受けると思われる。