F1チームの組合であるFOTAは、今シーズンに新しいポイント制度を強いるFIAの決定の有効性に疑問を呈した。FIAは17日(火)に2009年のドライバーズチャンピオンシップを最多優勝者とすることを発表した。その決定は多くの批判を受けており、FOTAはチームの満場一致なしで変更することは許されることではないと考えている。
FOTAは金曜日に声明を発表し、新しいポイント制度が2010年まで延期されるようにFIAと共に働くことを望んでいることを明らかにした。「FOTAは一般人の好みを聞くことができる世界的観客調査の結果に基づいて慎重に提案を行った。すべてのチームはそれらの目安がきとんと考慮されなければならないと考えている」「世界モータースポーツ評議会(WMSC)によって提案されたスポーディング・レギュレーションの改定は、スポーティング・レギュレーションの別表5と、FIA国際スポーティング規約第199条の条件に規定されている手順に沿っておらず、2009年のF1チャンピオンシップに適切に参戦する全てのチームの満場一致での同意を得ずに、FIAが2009年シーズンに向けた変更を強いるにはあまりに遅すぎる」「満場一致でFIAに提案されたポイント獲得システムの変更が、WMSCの承認を得られなかったことで、2009年中に変更することは不可能だ。F1の魅力をさらに刺激的にさせることを目的とした包括的な範囲内で、各チームは2010年に向けて新しいポイントシステムを合同で定義するためにFIAと協力する意欲があることを明言したい」FIA国際スポーティング規約第199条では、レギュレーションの変更は、チャンピオンシップ開幕前の少なくとも20日前に公表されるとしており、チャンピオンシップに参加する全ての競技者の満場一致を得る必要があることを謳っている。