マリオ・アンドレッティは、F1が将来にむけて行き過ぎた変化を施してしまわないよう警告している。人気低迷が叫ばれるF1は、2017年にF1マシンのルックスや速度をアップさせるためにアグレッシブな変化を計画している。しかし、多くの批判に関わらず、1978年のワールドチャンピオンであるマリオ・アンデレッティは、F1の大ファンのままだと語る。
「F1は素晴らしいプロダクトだ。技術によって完全性を維持している。そこがトレードマークだ。ファンがF1を愛している理由もそこだ」とマリオ・アンドレッティは Auto Motor und Sport に述べた。「全体的にモータースポーツは高価だし、F1は行き過ぎることもあるので、時々、スポーツは調整する必要がある」「だが、私の言う調整とは、単に変化することを目的として違うことをやるということではない」「魔法の鍵などないし、ホイールを再発明するようなことはしないでほしい。それは彼らがやるかもいれない最悪なことだ。まさにインディカーが犯した間違いだ」「彼らはそのルーツに背き、シリーズには合わないものを導入してしまった」だが、レースという観点から見れば、F1よりも面白いシリーズがほかにもあると考えている者も少なくない。そして、インディカーもそうしたレースのひとつに挙げられることがある。アンドレッティの孫であるマルコは現在インディカーに参戦している。F1には、インディカーから何か学べることがあるのではないかと質問されたマリオ・アンドレッティは「それは全く逆だ」と答えた。「誰もがあまりにもメルセデスが強すぎると言い、そのせいでF1が駄目になっていると言っている。だが、私はそれによって素晴らしい物語が生み出されると思っている」「今では誰もがフェラーリが差を詰めることができるのではないかと注目している。ハンガリーGPやシンガポールGPでは、メルセデスであってもわずかなミスさえ許されない状態となっていることが示された。ひとりのファンとして、私はそういうところが大好きだ」関連:2017年のF1マシンはどう変わる?
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