イギリスGPは、2010年からドニントンパークで開催されることが決定した。FIAは、シルバーストンと交渉を続けてきたが、同サーキットがサーキット改修の資金を用意することができなかったため、FIAはドニントンパークと契約を結んだ。ドニントンパークでF1グランプリが開催されるのは、1993年にヨーロッパGPとしてレースが行われて以来、実に17年ぶりとなる。
FIA会長のマックス・モズレーは、「長年BRDCと辛抱強く交渉してきたが、結果を出すことだできなかった。それでも我々は、バーニーがイギリスGPをF1ワールドチャンピオンシップのカレンダーに残すことができたことを嬉しく思っている」と述べた。「ドニントンが予定しているサーキットの開発は、FOMが期待する近代的なF1サーキットの高い基準を達成するだろう。イギリスのF1ファンは、彼らに相応しいグランプリ開催地を手に入れることになるだろう。」FOM会長のバーニー・エクレストンは、「やっと不安が解消された。ドニントンパークと契約し、イギリスGPの将来は保証された。」「イギリスには、チームやイギリスのF1ファンが誇れるような世界クラスの開催地が欲しかった。ドニントンの大規模な開発計画はまさにそれをもたらすだろう。ドニントンは、イギリスのモータースポーツを再び有名にするだろう」「シルバーストンがサーキットを改修してF1を開催するための資金調達に協力できなかったことは申し訳なく思う。政府が協力するべきだった。オリンピックの政府支出の0.002%程度のコストですんだはずだからね」