シトロエンは、2014年にセバスチャン・ローブとWTCCを戦うマシン『C-エリーゼ WTCC』を発表した。380馬力を発生する前輪駆動のC-エリーゼ WTCCは、シトロエンがサーキットでのレースのために生産する最初のマシンとなる。またWTCCの2014年レギュレーションに従って生産された最初のクルマとなる。
C-エリーゼ WTCCは、WRCカーのDS3と同じ1.6リッターエンジンを搭載する。昨年9月、シトロエンはC-エリーゼの市販車バージョンを発表したばかりだが、WTCCで使用する明確な選択肢だと述べていた。「C-エリーゼをWTCCカーのベースに選んだことは、商業開発を支持するための手段としてレースを使うという我々の決意を非常に明白に反映している」とシトロエンのフレデリック・バンゼCEOは述べた。「厳しい技術的な側面により、3ボックスサルーン・ボディを選択することは、空力面で理想的だった」とシトロエン・レーシングのテクニカルディレクターを務めるザビエル・メステラン・ピノンは述べた。「その側面以外でも、我々はかなり容易に様々なコンポーネントをインストールすることができた」「これが我々の初めてのトラックレーシングカーであることに関し、我々は自分たちのチョイスに関して絶えず自問しなければならなかったが、それは特にこれを刺激的な挑戦にしている」シトロエンは、セバスチャン・ローブを2014年のドライバーとして起用することを発表しているが、3台体制で参戦する可能性があり、まだ彼のチームメイトについては決定していない。シトロエン・レーシングのチーム代表イヴ・マットンは、イヴァン・ミューラー、ロブ・ハフ、アラン・メニュが有力候補だと認めており、ロバート・クビサが限られたプログラムで参戦することを望むと述べている。
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