シトロエンは、2014年からWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)に参戦することを発表。ドライバーには、これまでWRCで共に多くのタイトルを獲得してきたセバスチャン・ローブを起用する。2012年、パリモーターショーのオープニングセレモニーで、WTCC参戦を検討していることを明かしたシトロエンは、正式に2014年からの参戦を決定した。
クロスカントリーラリー・ワールドカップタイトルを5回、世界ラリー選手権のマニュファクチャラーズタイトルを8回獲得してきたシトロエンが、初めてサーキットレースの世界選手権へエントリーする。このことはシトロエンにとってモータースポーツがテクノロジーを証明するために重要であるというメッセージであり、共に新たな挑戦へ乗り出すセバスチャン・ローブとの良い関係を続けることへのシトロエンの決意の表れでもありる。「シトロエンレーシングは、このプログラムを進めるにあたり数ヶ月間にわたり検討を続けてきました」とシトロエンCEOのフレデリック・バンゼは述べた。「WTCCは、大規模なメディア露出、コスト削減に配慮した規定、そして世界を舞台に戦うスケジュールなど様々な側面のもとに成り立っています。シトロエンがこの選手権に参入することは、ブランドシグネチュアである“クリエイティブ・テクノロジー”を表現する機会となるだけでなく、中国、ロシア、南アフリカといった発展市場においてブランドを成長させることにもつながります。また、長年にわたりパートナー関係を結ぶトタルが、この新しい挑戦にもシトロエンと共に手を取り合ってくれることに感謝しています」シトロエンレーシングのサーキットレース界への参入は、現行型よりもさらに進化した次世代マシンの登場と時期を合わせることになる。「ひとつのカテゴリーにゼロから取り組み参戦することは、我々の部門にとって最高のチャレンジとなります」とシトロエンレーシングのチーム代表イブ・マトンは決意を見せる。「DS3 WRCの1.6リッター直噴ターボエンジンをはじめ、我々が誇る専門知識の多くの部分は、このプロジェクトでも流用することができます。ベルサイユにある我々のファクトリーでは、すでに一連の作業が始まっており、2014年シーズンに向けてこの数週間のうちにテストや開発プログラムが始まります。もちろん、これまでどおりラリー活動も継続し、2013年に最高のリザルトを収めるために、必死の努力を続けていきます。アブダビとのパートナーシップは今後さらに強化され、シトロエンは新しいシステム、新しい目標の下にWRCへの関わりを続けていきます」シトロエンレーシングは、2014年のWTCCの全戦に参戦する。もちろん、ドライバーの筆頭となるのは、クサラ、C4、DS3 WRC で世界ラリー選手権9連覇を果たしたセバスチャン・ローブ。セバスチャン・ローブは「なによりも、このプロジェクトが決定したことを心から喜んでいます。シトロエンの歴史と私の人生に新たな一章をつづることができるのは、私の夢でした。サーキットに出て、マシンをテストするのを心待ちにしています。自分にとって切り替えの年となるこの一年は、様々な経験に挑戦し、サーキットでのドライビングスキル向上に努めています。すぐに勝利が得られるとは思っていませんが、いつか必ず勝ってみたいという気持ちでいっぱいです」と、長年ともに戦ってきたチームから挑むこの挑戦への情熱を熱く語った。
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