オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、F1ラスベガスGP予選を5番手で終え、「受け入れるのが難しい」と正直な胸の内を明かした。セッションを通して手応えは十分にあったものの、Q3最終アタックでのイエローフラッグにより、本来狙えたはずの好結果を逃した。雨が残る難コンディションの中、マシンのペースには自信があったピアストリ。しかしタイトル争いのライバルであるランド・ノリスがポールポジションを獲得する一方、自身は第3列5番手と大きく差がつくかたちとなった。
予選Q3でのアクシデントが全てを左右ピアストリは最終アタック直前をこう振り返った。「イエローフラッグが出て、そこでほぼ終わりだった。僕たちは速かったのは間違いない。だけど最近は何かと物事が思うように進まない」「少なくともペースは良かったと言える。Q3でもいい感触があったけれど、僕たちの手ではどうにもできないことが起きてしまった」近年続く不運の流れを指摘されると、ピアストリは首を振った。「そのセッションでは確かに僕の思い通りにはいかなかった。でも、これまでのレースで僕に味方してくれてもよかったことはいくつもあった。だから“最近ずっとこうだ”という感じではない」「いい結果を出せるはずだっただけに本当に悔しい。でも、不運については何もできない」ノリスとの差24ポイント。巻き返しを誓うピアストリここ数戦、ピアストリは5レース連続で表彰台を逃しており、チャンピオンシップでも首位ノリスに24ポイント差をつけられている。とはいえ、本人はパフォーマンス面での自信を失っていない。日曜決勝ではスタート直後の混乱を生かし、上位勢に食い込む展開が求められる。ペースがあるだけに、あとは運を味方にできるかが鍵となりそうだ。
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