オスカー・ピアストリは、F1オーストラリアGPでマクラーレンがランド・ノリスを先に行かせるよう求めたことは「完全にフェア」だったと認めた。マクラーレンがレース中盤にピアストリにノリスとポジションを交換するよう求めた後、ノリスとピアトリはメルボルンでフェラーリのカルロス・サインツとシャルル・ルクレールに次ぐ3位と4位でフィニッシュした。
ピアストリは、母国の観衆の前で表彰台を逃したことを悔やんでいたが、レース序盤でチームメイトをアンダーカットすることを許されていたためスワップはフェアであり、その後は新しいタイヤを履いたノリスの方が速かったと認めた。「僕にとっては完全にフェアだった」とピアストリは語った。「彼は昨日の予選で僕の前にいたい、1回目のピットストップで少し長く走って僕に追いつき、レースのその時点では彼の方が速かった」「あの時点では、僕はルクレールについていけたし、ランドは僕らふたりを捉えていたから、正直なところ、ある意味で彼が僕を抜いてシャルルを捕まえに行ってくれることを期待していた」「もちろん、ホームでは3位に留まりたかった。でも、僕にとってあれは完全にフェアだった」ノリスはピアストリを引き離し、ルクレールに迫ったが、フェラーリに挑戦するほどの余力はなく、最初のピットストップでアンダーカットされたことが2位獲得のチャンスを失った原因だと語っている。ピアストリは、マクラーレンの好調な週末に勇気づけられたが、自身のミスにもフラストレーションを感じていると語った。中盤のスティントでは最終コーナーでコースオフし、「平手打ち」を食らったと表現。また、土曜日の予選では最もクリーンなラップを達成できなかったと語った。「僕にとっては強い週末だったと思う。大事なときにいくつかミスがあったのはちょっと悔しいけど、今日はしっかりと結果を残せた」とピアストリは語った。「第2スティント終盤の中盤で少しミスをしてしまい、タイヤも少しすり減ってしまった」「だからいくつか学ぶべきことがあったし、もっとうまくやれることがあったはずだ。それを除けば、とても強い1日だった」「僕にとって一番の驚きは、正直なところ、セルジオ・ペレスのペースだった。ペレスが追い上げてくると思っていたけど、そうではなかった。だから、グリッドにいる他のみんなにとっては少し楽観的な見方かもしれない」