マクラーレンF1のオスカー・ピアストリは、劇的なF1オーストラリアGPで8位入賞を果たして自身F1初ポイントを獲得。完売したメルボルンの観客から喝采を浴びた。ピアストリは予選で失意のQ1敗退を喫し、16番グリッドに留まったが、地元のヒーローはセーフティカーや赤旗をうまく利用し、オーバーテイクを連発しながらトップ10入りを果たした。
混乱を乗り切り、ドライバーズランキングでスタートを切ったことについて聞かれたピアストリは「ポイント圏内に入れてうれしいよ。ホームでのレース以上に良い場所はない」とコメント。「重要なときにそこにいたと思う。最初の2レースで不運に見舞われたけど、今日は幸運だったと思うし、必要なときに、あのような大混乱を避けることができた」「クリーンエアでは、僕と(チームメイトの)ランド(・ノリス)のペースはとてもよかった。僕のほうは、裕毅の後ろに長く引っかかってしまい、ある意味でレースから引きずり出されてしまったので、いくつか改善すべき点はあるけど、今はホームでポイント圏内に入れたことに満足している」ピアストリのポイントは、ノリスの6位入賞に加え、コンストラクターズランキングで最下位だったマクラーレンを総合5位に浮上させた。4月下旬に開催される次戦アゼルバイジャンに向け、チームは再編成の時間を得ることになるが、ピアストリは。マクラーレンがこの好結果をバネに残りのシーズンの出発点として利用できることを望んでいる。「2台とも好調で、本当にポイント圏内に入っている...今の状況は、今日のような日を生かす必要があるし、それができました」とノリスはコメントした。「現状のクルマは、僕らが望んでいたような場所にはない。バクーでは、いくつかのアップデートが入るので、それによってパフォーマンスが向上することを期待している」「シーズンのこの時期にこのポイントを獲得できたことは、自分にとってもチームにとっても良い結果だし、僕にとってもF1で初めてポイントを獲得できたことは素晴らしい気分だ」