オスカー・ピアストリは、F1バーレーンGPでのチームの不振を受けて、2023年にマクラーレンに移籍するためにアルピーヌF1チームを去ったことを後悔しているのではないかという考えを否定した。開幕戦バーレーンGPで、オスカー・ピアストリは、57周のレースの13周目に、ステアリングホイールを交換するためにピットインしても解決できない配線ループの問題でリタイアし、2023年シーズンにリタイアした最初のドライバーとなった。
一方、チームメイトのランド・ノリスは、メルセデスから供給されたF1エンジンの空気圧システムに圧力漏れが発生し、これを補充するために6回のピットインを強いられた。最終的に再開の17位でフィニッシュしている。だが、信頼性が低いにもかかわらず、マクラーレンは、プレシーズンの期待を大きく裏切って、ポイント獲得の可能性があるペースに静かに満足したようだ。それでも、アルピーヌF1チームのピエール・ガスリーが最後尾から9位まで挽回したことで、ピアストリが昨年夏に契約上のトラブルでアルピーヌを離れたことを揶揄する声も聞かれた。「マクラーレンは僕を必要としてくれた」しかし、FIA F2およびF3チャンピオンであるピアストリは、そうした指摘に反論し、純粋なマシンパフォーマンス以上に、マクラーレンが自分を必要としてくれていると感じられるところに魅力を感じたと語った。契約承認委員会がアルピーヌとの契約に反対したため、ウィリアムズへのローン移籍の可能性があったピアストリは、木曜日にジェッダで次のように語った。「僕にとっては、2つのチームのどちらかが決めることではなかった。そういうことではない」「僕がマクラーレンに移籍したいのは明らかだったし、彼らが僕をチームに迎え入れることに示した情熱の大きさも、その大きな大きな要因だった」「だから、同じ観点から見ているわけではない。でも、今いる場所で、チームが前進し、あるべき姿に戻るのを助けることにとても集中している」ピアストリは、4月下旬に開催される第4戦アゼルバイジャンGPに向け、大幅にアップグレードされたBスペックのマシンを用意するなど、マクラーレンが打ち出したリカバリープランに納得していることを明かした。また、コンストラクターズ選手権でアルピーヌと4位を争っていた8月に契約したときよりも、マクラーレンの競争力が落ちていることに失望しているのでは、という質問もあった。オスカー・ピアストリは「現時点で、僕たち望んいでる場所にいないことは明らかだ。僕たちはそれについてとてもオープンに話してきた」と答えた。「上位3、4チームを追いかけるという、あるべき姿に戻るために、良い開発計画を立てている」「上位3、4チームと同じレベルになるのは難しい。バクーで導入される新しい開発が、僕たちに何をもたらすか見てみたい」「しかし明らかに、これは年間を通しての複数ステップの計画の一歩になるだろう」