オリバー・ベアマンは、2025年からハースF1チームでスタートするF1キャリアで使用する固定カーナンバーに“87”を選択した。フェラーリ・ドライバー・アカデミー所属のオリバー・ベアマンは、今年のサウジアラビアGPに虫垂炎の手術が必要となったカルロス・サインツJr.の代役としてフェラーリから出場して7位入賞を果たして注目を浴びた。
ハースF1チームは、7月4日(木)、オリバー・ベアマンと複数年契約を結び、2025年からレギュラードライバーを務めることを発表した。2014年以降、すべてのドライバーは、F1キャリア全体で使用するレース番号を選択する必要がある。オリバー・ベアマンは、カーナンバー87を走らせることを選択した。ベアマンはジェッダでサインツの代理を務めた際、一時的に38番をつけていた。「87番を使うことになる。確定だ」とベアマンは説明した。「ジェッダでは自分の番号を選ぶことができなかった。そして第一に、もし選べたとしても、それは僕にとって最後の心配事でした!」「だから、87は僕にとって特別な番号であり、これからもそうあり続けるだろう」2014年に競技者が独自の識別番号を選択し始めて以来、ベアマンはナンバー87を走らせる最初のドライバーとなる。オリバー・ベアマンは以前からハースのシート獲得が噂されていたが、最終的な内定は先週末のオーストリアGPの後だったという。「正直に言うと、F1では紙にサインをするまでは正式なものではないので、日曜日のレッドブルリンクで最終的に確認されるまでは本当に公式なものではなかった」「それが僕たちが目指していたものであり、しばらくの間、かなりそこに近づいていたことは分かっていた。でも、F1は変化の激しい世界であり、最後のレースの出来栄えがすべてなので、早まって喜ぶことはできない」「ついに実現したときはもちろんホッとしたし、ずっとそばで支えてくれたマネージャーと喜びを分かち合った。とても感動的な瞬間だったよ」また、オリバー・ベアマンは、F1 への道のりを振り返る中で、ハミルトンが10年近く前に送ってくれたビデオをもう一度見直したくなったと語った。来年、ハミルトンとレースをすることについて尋ねられたベアマンは、「信じられないことだ。実は、2015年か2016年くらいに彼から『頑張れ、いつかF1に行けるよ』という内容のビデオを受け取ったんだ。そして今、僕はここにいる」と語った。「自分がレースを観戦していた彼らとサーキットを共にできるなんて、クレイジーだ。フェルナンド・アロンソでさえ、何か特別な感じがする。なぜなら、彼らを、僕にとっては大スターであり、尊敬する人物だからだ。彼らとサーキットを共有できるなんて、本当に素晴らしいことだ」ベアマンは、ハミルトンのビデオは家族の友人を通じて入手したものだと語った。「彼(ハミルトンは)は僕の母の友人か誰かと知り合い、その友人からビデオを作ってもらうことになったんだと思う。人生で最も素晴らしい日だったよ。そして昨日、そのことを思い出し、ビデオをもう一度見てみたら、とても面白い瞬間だった」