6月13日、日産は、Nissan GT-R LM NISMOの3台体制でル・マン24時間レースに戻ってくる。フロントエンジン・前輪駆動というレイアウトを持つNissan GT-R LM NISMOは、F1をはじめ、スポーツカーレースでの経験豊富なドライバーとともに、GTアカデミーの卒業生がドライバーを務める。#23 GT-R LM NISMOのドライバーは、F1経験者のマックス・チルトン、GTアカデミー勝者でGP3ドライバーであるヤン・マーデンボロー、多くのレース経歴を持つオリヴィエ・プラ。
「前輪駆動のマシンでル・マンを走れるのは嬉しいです」とマックス・チルトンはコメント。「ファンは僕たちの挑戦を応援していると思いますし、いつものル・マンとは違ったものを見せられると思います。これまで様々なレーシングカーを走らせてきましたが、このマシンのトルクは抜群です。後輪駆動とは異なる運転をする必要はないと思いますが、ドライビングのさらに細かいところを考えなければならないでしょう」#22 GT-R LM NISMOは、長年日産/ニスモとともにレースを戦ってきたミハエル・クルム、LM P2クラスでル・マン優勝経験を持つハリー・ティンクネル、Nissan GTレーシングエースのアレックス・バンコム(英)の3人がドライバーを務める。「16年間、日産/ニスモでレースをしてきました。チームがル・マンでトップクラスにいた1998、1999年はとても楽しい記憶です。そして今年、1999年にリタイヤしてしまった屈辱を晴らす機会が訪れました。ニューマシンの開発に携わり、レースに参加できることはとても名誉なことです。」とミハエル・クルムはコメント。「実際にシミュレーションを見て、監督のベン・ボウルビーとエンジニアのリカルド・ディヴィラから説明を受けるまで、チームがどんなマシンを考えているのか分かりませんでした。チームのマシンコンセプトを知った瞬間は、とても興奮しました。最も印象的だったことは、トラクションとエアロダイナミクスに優れる点です。このクルマは非常に低ドラッグで、高性能ターボエンジンはトルクも強大です。我々のマシンの速いところと遅いところは他のマシンとは異なるので、レースは面白くなるでしょう。前輪駆動のマシンは、もし雨が降れば、大きなアドバンテージになると思います」と前輪駆動マシンであるNissan GT-R LM NISMOの魅力を感じています。#21 GT-R LM NISMOは、ル・マンのみを走るマシンになる。そのデザインは25年前にポールポジションを獲得したNissan R90CKをイメージしたカラーリングが施される。#21 GT-R LM NISMOの赤、白、青、3色のカラーは、すでに多くのファンを魅了している。このマシンをドライブするのは、2014年SUPER GTチャンピオンの松田次生、GTアカデミー第1期生で、現在SUPER GT500クラスに参戦しているルーカス・オルドネス、GTアカデミーロシアのマーク・シュルツイスキー(ロシア)の3名。「日産がNissan GT-R LM NISMOを開発する際、他のチームとは違った方向性で開発を進めたことをすばらしく思います。ファンとモータースポーツにとって良いことです。このマシンの強力なエンジンとトップスピードは優れたものです。他のマシンと駆動が異なるので、このマシンを理解し、合わせていくのは大変ですが、ドライバーは皆、ベストを尽くせるように協力しています」とルーカス・オルドネスはコメント。Nissan GT-R LM NISMOが初めてサーキットを走行したのは2014年11月。その後、テストを重ねるごとにマシンは進歩し、チームは先週末に行われたル・マン公式テストまで開発の手を休めなかった。この公式テストは、日産のLM P1マシンの公式デビューとなり、3台のNissan GT-R LM NISMOはさらなる開発のために、合わせて1500?以上を走行し、貴重なデータを収集した。3台のNissan GT-R LM NISMOは、6月10日(水)16時(日本時間23時)に始まるフリープラクティスで再びル・マンを走行する。予選は水曜日と木曜日の夕方に3セッションで行われ、83回目のル・マン24時間は13日15時(日本時間22時)にスタートする。関連:ル・マン24時間レース 2015:テレビ放送&ライブ配信スケジュール
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