ハースF1チームは、2021年に起用するルーキーのニキータ・マゼピンを追放しろとする社会的な圧力に屈していない。F1専門メディアのメンバーを含んだ一部のソーシャルメディアユーザーは、ニキータ・マゼピンが女性の胸を触ろうとしている動画が公開された後、ハースF1チームにニキータ・マゼピンを追放するように求めた。
しかし、チームは「ハースF1チームは、ニキータ・マゼピンとミック・シューマッハが2021年のF1世界選手権のドライバーラインナップを形成することを再確認したい」と声明を発表。「ニキータ・マゼピンの行動に関するチームの以前の声明にある通り、この問題は現在社内で取り扱われており、これ以上のコメントはない」ケビン・マグヌッセンが持ち込んだスポンサーであるジャック&ジョーンズもこの論争に加担。契約は今シーズンで終了する予定ではあったが、同社は「ニキータ・マゼピンの行動から距離を置いている」と声明で述べた。父親のドミトリー・マゼピンがウラルカリを介してハースF1チームを後援するとされているニキータ・マゼピンは、批判されることに慣れていると述べた。「僕が少し違った扱いを受けているのには、おそらくレースの世界とは関係のない特定の理由がある」とニキータ・マゼピンは Match TV に語った。「僕はそれに慣れているし、まったく気にならない」また、ニキータ・マゼピンは、F1デビューシーズンとなる今年、グリッドの後方近くで過ごす可能性があると認める。「おそらく誰とも戦わうことはないだろう」とニキータ・マゼピンは語る。「厳しいシーズンが予想されるし、現実的であり続けることが重要だ。僕たちが競争できるマシンは多くないと思う」