2018年のF1世界選手権 第7戦 カナダGPの予選が6月9日(土)にモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われた。優勝はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。ポールポジションからスタートしたベッテルは、一度もトップを譲ることのない“完璧”なレースで今季3勝目、通算50勝目を挙げて、ドライバーズ選手権で首位に浮上した。
2位にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3位にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いて表彰台を獲得。ポイントリーダーとしてレースに臨んだルイス・ハミルトン(メルセデス)は5位でフィニッシュしてランキング2位に陥落した。オープニングラップでは、トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)が、ターン5でランス・ストロール(ウィイアムズ)を抜きにいたが、アンダーステアが出たストロールに幅寄せされるカタチでウォールにクラッシュ。両者ともリタイアとなり、レースにはセーフティカーが導入された。だが、その後はセーフティカーのない比較的穏やかなレースとなった。今大会でF1参戦300戦目の記念すべきレースとなったフェルナンド・アロンソは42周目にエキゾーストにトラブルが発生してリタイアとなった。レース前にパワーユニットを交換して最後列19番グリッドからスタートしたピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)は入賞にあと一歩届かず11位でレースを終えた。また、今回のレースではゲストとしてチェッカーフラッグを担当したカナダ出身のモデル、ウィニー・ハーロウが70周のレースの69周目にフラッグを振ってしまい、68周時点で順位が確定することになった。これによるトップ10の順位の変動はなかったが、ダニエル・リカルドがファイナルラップで記録したファステストラップ(1分13秒839))は取り消しとなり、マックス・フェルスタッペンが記録した1分13秒864が今大会のファステストラップとなった。2018年 F1カナダGP 決勝 動画OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "FwcDBqZjE6odqYFZiW05Id3uqu7c1pOP");});関連:F1カナダGP 結果:セバスチャン・ベッテルがポール・トゥ・ウィンで圧勝