2018年のF1世界選手権 第6戦 モナコGPの決勝が5月27日(日)にモンテカルロ市街地コースで行われ、ダニエル・リカルド(レッドブル・レーシング)がモナコ初優勝。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが7入賞を果たした。今週末、全てのセッションでトップタイムを記録してきたダニエル・リカルド。ポールポジションから好スタートを切ったリカルドは、序盤から後続とのリードを広げていき、レースを支配するかと思われた。
しかし、1回目のピットストップ後に突然のパワーロス。MGU-Kの故障によってパワーを失ったダニエル・リカルドは、他のマシンより実際180馬力、時速20km遅いマシンでの残り50周の戦いを強いられる。さらに上位勢は全員1ストップ戦略。ウルトラソフトで60周以上のスティントを走る厳しい展開となったが、ダニエル・リカルドはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)からのプレッシャーをものともせず、トップを一度も譲ることなくチェッカー。250戦目の勝利とメモリアルなレースで、モナコ初勝利、初のポール・トゥ・ウィン。2年前のモナコでの雪辱を果たす涙の勝利。表彰台ではモナコ公国の大公夫妻の前で“シューイ”を披露した。2位はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3位にはルイス・ハミルトン(メルセデス)が続き、ドライバーズランキングではルイス・ハミルトンが20ポイント差で首位をキープしている。トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが第1スティントをユーズドのハイパーソフトで37周を走る優れたタイヤマネジメントを見せ、7位でチェッカー。初のモナコで自身2度目となるポイントフィニッシュを果たした。チームメイトのブレンドン・ハートレーは、レース終盤にシャルル・ルクレール(ザウバー)に追突されてリタイア。また、開幕から入賞を続けていたマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、ギアボックス故障によって今シーズン初リタイアを喫した。2018年 F1モナコGP 決勝 動画OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "pkN2NmZjE6xpBnx5O1m-ySPRtr6Y5mQz");});関連:F1モナコGP 結果:ダニエル・リカルドが手負いのクルマで辛勝!
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