Monster Energy Yamaha MotoGP、ザクセンリンク初日に好調ペースアッセンTTサーキットでの優勝からわずか数日、Monster Energy Yamaha MotoGPはザクセンリンク・サーキットでフリープラクティスをスタート。マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはグリップ性とタイヤの消耗に悩みながらも、順調にペースを上げてそれぞれ総合4番手と10番手につけている。
好調を維持するビニャーレスは第1セッションからハイペース。ザクセンリンクのレイアウトに適応したあとは、安定したリズムで走行を続けながらベース・セッティングを作り上げていった。セッション中盤で1分22秒251を記録して4番手につけると長くそのポジションをキープ。しかし終盤での更新ならず、5番手に後退してセッションを終了した。トップとの差は0.861秒だった。第2セッションでさらにペースアップを狙うビニャーレス。明日の予選を念頭に、午後の時間帯を利用してタイムアタックのための準備を進めていった。中盤までは6番手から7番手につけていたが、終盤でペースを上げるとついには1分21秒193へと更新。トップとの差を0.488秒に縮めて4番手を獲得した。チームメイトのロッシは、モチベーションを最高潮まで上げてドイツGP初日をスタート。第1セッションの初めから順調ペースで6番手につけ、セッティング向上に取り組みながらさらにタイムを短縮していった。終盤では1分21秒967をマークして2番手に浮上。そのあとひとつ下げ、トップから0.574秒差の3番手でセッションを終えた。第2セッションも好調を維持してさらなるタイム更新を狙う。トップ10を確実にするためセッティングに磨きをかけ、終盤のアタックでは1分21秒538に短縮してトップから0.833秒差の10番手。総合成績でも10番手となっている。クアルタラロとモルビデリ、プランどおりに順調な滑り出しPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリは、ともに好調ペースでウイークをスタート。クアルタラロはフリープラクティス第2セッションのタイムアタックで他のライダーに阻まれながらも総合2番手。モルビデリは予定の作業を順調にこなして総合12番手で初日を終えた。クアルタラロはフリープラクティス第1セッションでM・マルケスを0.074秒差で抑えこみトップを獲得。第2セッションでも好調は続き、さらなるペースアップを目指していたが、ファステストラップで他のライダーに阻まれて更新ならず、3番手に後退してセッションを終えている。一方のモルビデリは決勝に向けて様々なセッティングを試しながら、第1セッションで13番手。第2セッションも同様に作業に取り組み、十分な手応えを得ている。Monster Energy Yamaha MotoGPマーベリック・ビニャーレス(フリー走行総合4番手/1分21秒193)「非常に順調な一日でした。グリップレベルが低かったためフィーリングは決して良くありませんでしたが、タイムアタックでは満足できる結果を出すことができました。決勝の最初の2~3ラップに照準を合わせておもに決勝用セッティングで走行しながら、タイヤもいろいろ試して明日に向けてのフィーリングもつかむことができました。そのため明日はライディング・スタイルその他の課題に専念できそうです。新品タイヤを履いてハードプッシュを開始した矢先、第3コーナーで数台に阻まれてしまったことだけが残念。コース幅が非常に狭いので、常に状況に注意を払っていなければならないと思いました。フリープラクティス第3セッションで失敗してQ1行きということも、ときに起こり得ることですから」バレンティーノ・ロッシ(フリー走行総合10番手/1分21秒538)「今日は決して悪くはありませんでした。とくに決勝用タイヤを履いたときのマシンのフィーリングとペースはとても良かったと思っています。しかし最後のアタックでソフト・コンパウンドを装着すると思うようにペースが上がらず、タイムアタックもあまりうまくはいきませんでした。今日は10番手に終わりましたが、ペース自体はとてもいいので不安はありません。このことが最も重要です」マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)「前回の優勝から数日。ここザクセンリンクは私たちのマシンに合ったコースでもあるので、実際のところもっと上の順位を期待していました。ところが午前中のセッションではフロントタイヤの消耗に悩まされ、またリアのグリップも思ったほど良くなかったのです。そのため多くの時間をタイヤ・スペックのテストに費やし、セッティングの方向性を見定めていくことから始めなければなりませんでした。ふたりともいい走りを見せてくれてトップ10入りの目標はクリアできましたが、トップとの差を縮めるためにまだ様々な課題が残っています。またタイムアタックの際に他のライダーたちに阻まれてしまったこともありました。今日の遅れを取り戻すため、明日のフリープラクティス第3セッションでハードワークを行います」PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamファビオ・クアルタラロ(フリー走行総合3番手/1分21秒065)「タイヤの全コンパウンドを試し、そのすべてで良いフィーリングをつかむことができました。ソフト・コンパウンドでのハードなアタックは行いませんでしたが、ミディアムとハードでは非常に順調。腕のほうも、ほとんど問題ありませんでした。このコースはとくに左コーナーが多いので、今の私にとっては最適な条件と言っていいと思います。最後のタイムアタックで少し邪魔されてしまったことは残念ですが、決して大好きなコースでないにもかかわらず好フィーリングをつかめていることに満足しています」フランコ・モルビデリ(フリー走行総合12番手/1分21秒641)「ユーズド・タイヤでいいペースで走れていましたが、新品タイヤでは期待したようなタイムが出ませんでした。Q2進出を確実にするためには、そのことが一番の課題になりそうです。ラップタイムではトップ10に入ることができたので、明日のフリープラクティス第3セッションでもすべてを出し切れるよう頑張ります。決勝用セッティングではもう少しペースを上げていかなければならないと思っていますが、明日の予選に向けては良いフィーリングをつかんでいます」
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