オーストリアGP予選はリンスが7番手レッドブルリンクで開催されたMotoGP オーストリアGP2日目午前のFP3はまれに見る接近戦となり、トップ10入りライダーが激しく入れ替わる緊張の続くセッションとなった。チームスズキエクスターのアレックス・リンスはセッション前半をセットアップに費やし、後半にタイムアタック。トップ10圏内に残り、まずはストレートQ2行きを決める。
リンスは午後のFP4では主に予選に向けてシミュレーションを行い、トップ10圏内を安定して走行しつつ、終盤にはトップ5近辺にタイムアップ。距離が短く、高速でスムーズな走りを要求されるレッドブルリンクのQ2予選では、15分間の短い予選の組み立て方が大きな鍵となる中、リンスはフロント、リア共にソフトタイヤを選択し、最初のアタックでは6番手タイムを記録して2列目につける。しかし2度目のピットアウトではさらに激しいタイムアタックが展開され、リンスはチェッカーフラッグが振られる直前にポジションをひとつ落とし、Q2セッションを7番手で終了。トップから+0.654差ながら、セクター3では2番手タイムを記録した。ダビデ・ブリビオ チームマネージャー「我々のマシンとあまり相性の良くないサーキットながら、アレックスは昨日から今日にかけてかなり良い方向性を見つけることができましたし、7番手スタートはチームにとってポジティブな結果だと思っています。マシンセッティングに関しては明日のウォームアップで最後の調整が必要ですが、決勝には期待しています。アレックスは必ずフロントグループでレースしてくれると信じているので、決勝が楽しみですね。」アレックス・リンス「このサーキットは僕らのマシンとあまり相性が良くなくて予選はいつも苦戦するから、今日の結果にはまずまず満足しているよ。昨日のフリー走行ではセッティングをまとめることに時間を費やしてあまり速いタイムを記録することができなかったけど、今日の予選ではそこからコンマ5秒上げることができたしね。明日は3列目からのスタートだけど良いレースをする自信はあるよ。大切なのは常にトップグループでレースをすることだね。」
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