MotoGPファミリーは、第12戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの決勝レースで不慮の事故死を遂げた富沢祥也に対して、複数の追悼セレモニーを実施することを決めた。エントリーした全ライダーたちは、富沢祥也のゼッケンだった48のステッカーをマシンに貼って、第13戦アラゴンGPのフリー走行1に登場。各ライダーたちが、それぞれの形で、富沢の死去を偲んだ。
Moto2クラスのポイントリーダー、トニ・エリアスが、前日のプレスカンファレンスで提案したミシェル・メトロ・トロフィ(ベストプライベーター賞)については、IRTA国際レーシングチーム連盟が17日に、Moto2クラスのライダーたちから投票を集め、富沢祥也の受賞が決定。2000年に他界したIRTAの創立者ミシェル・メトロ氏の息子オリビエが、次戦日本GPの際に、富沢家の代表に同賞のトロフィを手渡すこととなった。さらに、Moto2クラスからゼッケン48を欠番にすることも決定。第14戦日本GPでは、48番が刻まれたメモリアルプレートが富沢家に贈られることになる。第13戦アラゴンGPの決勝レース前には、メインストレートで、MotoGPファミリーたちが、1分間の黙とうを捧げる。*ミシェル・メトロ・トロフィは、125ccクラスとMoto2クラスのベストプライベーターに与えられる。Moto2クラスは、全チームがインディペンデントチームであることから、ライダーたちの投票によって決定することになっている。同賞の前身は、IRTAカップ。1999年にIRTAの創立者だったミシェル・メトロが他界したことから、2000年からミシェル・メトロ・トロフィに改名されていた。
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