MotoGP 第11戦チェコGPの決勝レースが16日、アウトモトドローム・ブルノで行われ、ランク2位のホルヘ・ロレンソが今季5勝目、最高峰クラスで38勝目、キャリア通算59勝目を挙げ、3年振りのタイトル奪回に向け、ポイントリーダーに躍り出た。気温26度。路面温度39度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で週末5度目、今季14度目の1番時計を刻んだポールポジションのホルヘ・ロレンソは、ホールショットを決めると、1度もポジションを譲らず、第4戦スペインGP以来となるポール・トゥ・フィニッシュを決めた。
2番グリッドのマルク・マルケスは、4.462秒差の2位に入り、4戦連続6度目の表彰台を獲得した。3番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、10.397秒差の3位に入り、開幕戦カタールGPから11戦連続の表彰台を獲得。4番グリッドのアンドレア・イアンノーネ、9番グリッドのダニ・ペドロサ、6番グリッドのアンドレア・ドビツィオーゾ、5番グリッドのブラドリー・スミス、8番グリッドのポル・エスパルガロ、15番グリッドのアレイシ・エスパルガロ、13番グリッドのダニロ・ペトルッチがトップ10入り。16番グリッドのステファン・ブラドルは、19番手のアルバロ・バウティスタに続く14位に入り、アプリリアで初ポイントを獲得。3人が繰り広げたオープンオプションのトップ争いは、18番グリッドのロリス・バスが11番グリッドのエクトル・バルベラと21番グリッドのニッキー・ヘイデンを抑えて、15位に進出。7番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、9番手走行中の16ラップ目に今季4度目の転倒。デビュー戦から続いていた連続ポイント圏内進出の記録が途切れると、10番グリッドのカル・クラッチローは、10番手走行中の15ラップ目に今季8度目の転倒を喫して、4度目のリタイヤ。チャンピオンシップは、ホルヘ・ロレンソがバレンティーノ・ロッシにポイント差で並び、優勝数でランク1位に浮上。ランク3位のマルク・マルケスは、52ポイント差。次戦イギリスGPは、シルバーストン・サーキットで28日に開幕、30日に決勝レースが行われる。