MotoGP 第6戦イタリアGPの決勝レースが31日、ムジェロ・サーキットで行われ、ランク2位のホルヘ・ロレンソが第4戦スペインGPから3戦連続の優勝で最高峰クラス36勝目、キャリア通算57勝目を挙げた。気温25度。路面温度48度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で週末2度目、今季7度目の1番時計を刻んだ2番グリッドのホルヘ・ロレンソは、1ラップ目に1番手で通過すると、プラクティスを再現するハイペースで周回を重ねて、独走で優勝を決めた。
ウォームアップ走行で2番手だったポールポジションのアンドレア・イアンノーネは、5.563秒差の2位に入り、地元で自己最高位を獲得。ウォームアップ走行で4番手だった8番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、6.661秒差の3位に入り、開幕から6戦連続の表彰台を獲得。7番グリッドのダニ・ペドロサは、今季の最高位となる4位に進出。11番グリッドのブラドリー・スミス、10番グリッドのポル・エスパルガロ、9番グリッドのマーベリック・ビニャーレス、6番グリッドのミケーレ・ピロ、14番グリッドのダニロ・ペトルッチ、12番グリッドのヨニー・エルナンデェスがトップ10入り。18番グリッドのロリス・バスは、オープンオプション勢で初めて最高位となる12位に進出。ウォームアップ走行で今季3度目の転倒を喫した際に右手と右肘を強打した4番グリッドのカル・クラッチローは、5番手走行中のラスト3ラップに週末2度目、今季4度目の転倒。ウォームアップ走行で9番手だった13番グリッドのマルク・マルケスは、3番手走行中のラスト6ラップに週末2度目、今季4度目転倒。ウォームアップ走行の1ラップ目に今季初転倒を喫した3番グリッドのアンドレア・ドビツィオーゾは、6番手を走行中の14ラップ目に技術的な問題でリタイヤを決断。5番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、3ラップ目に他車と接触転倒。19番グリッドのニッキー・ヘイデンは、4ラップ目に今季初転倒を喫した。チャンピオンシップは、ポイントリーダーのバレンティーノ・ロッシとランク2位のホルヘ・・ロレンソとのギャップが、6ポイント差に接近した。次戦カタルーニャGPは、12日に開幕、14日に決勝レースが行われる。